旅ログ

韓国旅2日目|仁寺洞と明洞で返事を待つ一日

2026年6月23日

※2002年11月23日の日記です。

2002年11月23日、韓国2泊3日旅の2日目

2002年11月23日。

韓国2泊3日旅の2日目です。

前日は、ネットで知り合った韓国人女性ソヒャンに会うため、韓国へ向かいました。

空港で初めて会い、彼女が予約してくれていたホテルへ向かい、ソウルの街を歩き、シンポウリマンドゥで餃子を食べました。

そして夜には、ナムサンタワーへ。

ソウルの夜景を見ながら、私は彼女に気持ちを伝えました。

今の恋人と別れて、自分と付き合ってほしい。

今振り返っても、かなり真っ直ぐな言葉です。

彼女からすぐに返事はありませんでした。

恋人がいる以上、すぐに答えられる話ではなかったのだと思います。

その夜はカンナムでお酒を飲み、ホテルへ戻りました。

そして迎えた2日目。

この日は観光もしました。

国立博物館。

仁寺洞。

カルビ。

伝統茶屋のゆず茶。

明洞。

COEX Mall。

かなりソウルらしい場所を巡っています。

でも、心の中ではずっと彼女の返事を待っていました。

観光しているのに、頭のどこかでは恋愛のことを考えている。

これが、この日の正直な記憶です。

街を歩いていても、食事をしていても、買い物をしていても、心の中にはずっと前日の告白がありました。

朝10時、ソヒャンがホテルまで迎えに来てくれた

朝10時頃、ソヒャンがホテルまで迎えに来てくれました。

これ、今思ってもかなりありがたい話です。

海外旅行で、現地を知っている人がホテルまで迎えに来てくれる。

それだけで安心感が全然違います。

知らない街で、自分ひとりで移動するのはやはり不安があります。

言葉も違います。

地図も今ほど便利に見られる時代ではありません。

地下鉄やバスの乗り方も、慣れていなければ緊張します。

そんな中で、ソヒャンが迎えに来てくれる。

しかも、前日に告白した相手です。

返事はまだ保留。

普通に考えれば、少し気まずくなってもおかしくありません。

でも彼女は、いつものようにホテルまで来てくれました。

それがとても嬉しかったのを覚えています。

「まだ普通に会ってくれるんだ」

そう思いました。

もちろん、かなり都合よく考えていた部分もあったと思います。

返事がないからこそ、不安もありました。

でも、こうして迎えに来てくれたことで、

「可能性はまだ残っているのかもしれない」

と感じていました。

恋をしている時の人間は、都合のいい材料を探すのがうまくなります。

小さな優しさ。

普通の会話。

一緒に歩いてくれること。

そういうひとつひとつに意味を見つけようとしてしまいます。

この朝の自分も、まさにそうでした。

告白の翌朝の微妙な空気

告白の翌朝というのは、なかなか独特です。

前日に大きなことを言ってしまっている。

相手からの返事はまだない。

でも今日も一緒に行動する。

これ、冷静に考えるとかなり難しい状況です。

気まずくなりすぎても困る。

何もなかったように振る舞うのも不自然。

かといって、いきなり返事を聞くのも重い。

この微妙な空気の中で、普通に観光を始めるわけです。

心の中では、

「昨日のこと、どう思っているんだろう」

「返事はいつ聞けるんだろう」

「今聞いたら嫌がられるかな」

そんなことを考えていました。

でも、表面上はできるだけ普通にしていたと思います。

普通に挨拶し、普通に歩き、普通に話す。

ただ、内側はまったく普通ではありません。

ソヒャンが笑うと少し安心します。

少し黙ると不安になります。

そんな状態です。

観光客としての自分と、告白の返事を待つ自分が、同時にいました。

この日はソウルのいろいろな場所を回りましたが、実際のところ、心の中ではずっと返事待ちでした。

最初に向かったのは国立博物館

最初に向かったのは、ソウルの国立博物館でした。

海外旅行というと、買い物や食事、観光名所が注目されがちです。

でも、博物館へ行くと、その国の歴史や文化が少し深く見える気がします。

展示されていたのは、歴史的な品々、陶器、文化財など。

日本と近い国でありながら、似ている部分と違う部分が同時に見えるのが面白かったです。

韓国は、日本から近い国です。

距離も近い。

文化的にも重なる部分があります。

でも当然、歴史も価値観も独自のものがあります。

博物館に行くと、その違いが静かに伝わってきます。

正直に言うと、私は歴史にものすごく詳しいタイプではありません。

展示の説明をすべて理解できたわけでもありません。

韓国語も読めない部分が多かったと思います。

でも、目の前にあるものから感じることはありました。

古い陶器の形。

装飾の細かさ。

色合い。

展示室の静けさ。

そういうものが、言葉とは別に伝わってきます。

そして何より、好きな人が案内してくれると、不思議と興味が湧くんですよね。

普段なら素通りしてしまう展示にも、ちゃんと足を止めて見ようという気持ちになります。

恋愛は、知的好奇心まで少し上げてくれるのかもしれません。

好きな人と見る博物館は少し違う

博物館という場所は、ひとりで見るのも良いです。

自分のペースで歩き、気になる展示の前で止まり、興味がないところは軽く流す。

それも楽しいです。

でも、誰かと一緒に見る博物館には、また違う面白さがあります。

「これ何?」

「昔のもの?」

「どういう意味?」

そんなふうに聞きながら歩くと、ただ展示を見るだけではなく、会話が生まれます。

ソヒャンが説明してくれることもありました。

詳しく覚えているわけではありませんが、彼女が案内してくれること自体が嬉しかったです。

展示物より、説明している彼女の様子を見ていた部分もあったかもしれません。

またそれです。

1日目も街並みより彼女の横顔を見ていた気がしますが、2日目も同じようなものです。

観光しているつもりで、実際には彼女と過ごす時間を味わっていました。

博物館の静かな空気は、前日の告白の後の微妙な気持ちにも合っていました。

騒がしくない。

ゆっくり歩ける。

大きな声で話す必要もない。

その静けさの中で、少しずつ気持ちを落ち着かせていたのかもしれません。

仁寺洞へ向かう

国立博物館の後は、仁寺洞へ向かいました。

仁寺洞は、ソウルの中でもかなり好きな場所でした。

観光客も多く、とても賑わっています。

でも、ただ派手な繁華街という感じではありません。

伝統工芸品のお店。

韓国らしい雑貨。

土産物店。

書画。

小さなお店。

通りを歩くだけでも楽しいエリアです。

ソウルの中でも、少し文化的で落ち着いた雰囲気があります。

明洞のようなにぎやかさとはまた違います。

私は、こういう「歩くだけで面白い場所」が好きです。

特別何かを買わなくてもいい。

店先に並ぶものを見る。

人の流れを眺める。

通りの雰囲気を感じる。

それだけで旅をしている気持ちになります。

仁寺洞は、まさにそんな場所でした。

そして隣にはソヒャンがいます。

これだけで、通りを歩く時間がイベントになります。

お店に入るかどうか。

何を見るか。

どこで立ち止まるか。

そんな何気ない行動も、好きな人と一緒だと記憶に残ります。

返事はまだ分かりません。

でも、この時点では一緒に歩けているだけで嬉しかったのだと思います。

仁寺洞の街歩きは楽しかった

仁寺洞の街歩きは、本当に楽しかったです。

通りに並ぶお店を見ながら歩くだけで飽きません。

伝統的な雰囲気もあり、観光地らしい賑わいもある。

その両方が混ざっていました。

韓国らしい雑貨や土産物を見るのも楽しかったです。

日本では見かけない色使いやデザイン。

文字の雰囲気。

お店の並び。

そういうものがいちいち新鮮でした。

旅先では、特別な買い物をしなくても、ただ眺めるだけで満足できることがあります。

「この国にはこういうものがあるんだな」

「こういう雰囲気が人気なのかな」

「これはお土産によさそうだな」

そんなことを考えながら歩く時間です。

ただ、私の場合はそこに恋愛の緊張も乗っていました。

仁寺洞の通りを歩きながらも、

「ソヒャンは昨日のことをどう考えているんだろう」

という気持ちはずっとありました。

普通に話してくれている。

笑ってくれている。

案内してくれている。

でも返事はない。

この状態が、嬉しくもあり、苦しくもありました。

観光地の明るい雰囲気と、心の中のそわそわが同時にあった一日です。

お昼は韓国カルビ

お昼になり、カルビを食べに行きました。

韓国で食べる肉料理は、やはり迫力があります。

肉が焼ける音。

タレの香り。

湯気。

テーブルに並ぶ小皿。

この時点で食欲がかなり刺激されます。

韓国で焼肉を食べると、日本の焼肉とはまた違う楽しさがあります。

肉そのものももちろんおいしいですが、周辺の小皿料理や野菜、タレ、食べ方まで含めて楽しい。

食卓全体がにぎやかです。

カルビはとても美味しかったです。

香ばしく焼けた肉を食べると、

「ああ、韓国に来たな」

という実感があります。

この旅は恋愛目的が強かったとはいえ、食べ物の楽しさもやはり大きいです。

しかも、好きな人と一緒に食べるカルビです。

味がまた上がります。

前日の餃子もそうでしたが、旅先で好きな人と食べる料理は、どうしても記憶に残ります。

ただ、ここでもやはり少し緊張はありました。

食べすぎると恥ずかしい。

でも食べたい。

おいしい。

でも相手の目も気になる。

こういう妙な葛藤がありました。

人間、好きな人の前ではカルビひとつ食べるにも少し自意識が働きます。

おかわり自由の文化に感動する

韓国の食事で驚いたのが、おかわり自由の文化です。

小皿料理などが追加できるスタイルに、当時の私はかなり感動しました。

「え、これも追加できるの?」

「そんなにいいの?」

「採算は大丈夫なの?」

完全に日本人的な発想です。

ソヒャンから、こういう自由なスタイルのお店が韓国には多いと聞きました。

素晴らしい。

この一言に尽きます。

食べられるだけ食べていい。

必要なら追加できる。

お店の人も自然に出してくれる。

これはかなり嬉しい文化でした。

もちろん、食べ残しはよくありません。

でも、お腹いっぱい食べられる安心感があります。

特にカルビのような食事では、肉だけでなく、野菜や小皿料理も一緒に楽しめるのがいいです。

味の変化も出ます。

口の中もリセットされます。

ご飯も進みます。

ただ、好きな人の前であまりにも食べすぎるのもどうかと思う自分もいました。

でも食べたい。

この葛藤もまた、今となっては良い思い出です。

食欲と恋愛の自意識が、テーブルの上で静かに戦っていました。

たぶん食欲が少し勝っていたと思います。

伝統茶屋でゆず茶を飲む

カルビを食べた後は、少し口の中を落ち着かせたくなり、お茶を飲みに行きました。

入ったのは伝統茶屋です。

韓国旅行の楽しみのひとつでもあります。

注文したのは、ゆず茶。

前回とは違うお店だったそうですが、これがかなり美味しかったです。

甘さの中に爽やかさがあり、温かくて落ち着く味でした。

焼肉の後にちょうどいい。

肉の香ばしさやタレの濃さが残った後に、ゆず茶の甘酸っぱさと温かさが沁みます。

韓国のゆず茶は、ただの飲み物というより、少しデザートのような満足感もあります。

香りがよく、喉にもやさしい感じがします。

旅先で飲む温かい飲み物は、なぜか記憶に残ります。

しかも伝統茶屋の空間は、時間がゆっくり流れている感じがしました。

外の仁寺洞は観光客で賑わっています。

でも、茶屋の中は少し静かです。

二人で座って、お茶を飲む。

それだけの時間ですが、今思えばかなり贅沢でした。

大きな観光地を巡る時間も良いですが、こういう静かな休憩時間こそ、後から思い出に残ることがあります。

返事を待ちながら飲むゆず茶

ただ、このゆず茶の時間も、完全に穏やかだったわけではありません。

心の中では、やはり前日の告白の返事を待っていました。

目の前にはソヒャン。

手元には温かいゆず茶。

外には仁寺洞の賑わい。

状況としてはかなり良い時間です。

でも、内心はそわそわしています。

「今、聞くべきなのか」

「まだ待つべきなのか」

「彼女はどう考えているのか」

そんなことを考えていました。

でも、伝統茶屋の静かな雰囲気の中で、無理に話を切り出すことはできませんでした。

せっかく穏やかな時間なのに、自分の都合だけで重い話に戻していいのか。

そう思ったのかもしれません。

ゆず茶は温かくておいしい。

でも心の中は落ち着ききらない。

この対比も、よく覚えています。

旅の思い出は、楽しいことだけではありません。

楽しい時間の中に混ざる不安も、一緒に残ります。

この日のゆず茶は、味だけでなく、返事を待っている時の微妙な気持ちとセットで記憶に残っています。

明洞へ向かう

仁寺洞から地下鉄に乗り、明洞へ向かいました。

明洞は、ソウル屈指の繁華街です。

人の多さ、店の多さ、看板の多さ。

とにかく活気がありました。

仁寺洞が文化的で落ち着いた雰囲気だとしたら、明洞はもっとにぎやかで、街全体が動いている感じです。

買い物をする人。

食べ歩きをする人。

観光客。

地元の人。

たくさんの人が行き交っています。

ソウルに来たなら、一度は歩きたい場所だと思います。

この時の自分にとっても、明洞はかなり刺激的でした。

店が多く、見ているだけで楽しい。

街にエネルギーがあります。

ただ、やっぱり隣にはソヒャンがいるわけです。

明洞の派手さより、彼女と一緒にそこを歩いていることの方が大きかったと思います。

街の明るさと、自分の心の中の緊張。

この組み合わせが、この旅らしいところでした。

案内のお礼に折りたたみ傘をプレゼントした

明洞で、私はソヒャンに案内のお礼として折りたたみ傘をプレゼントしました。

なぜ傘なのか。

今思うと、もう少しロマンチックなものもあったかもしれません。

アクセサリー。

香水。

小さな飾り物。

そういう選択肢もあったと思います。

でも当時の私は、たぶん実用性を重視したのでしょう。

折りたたみ傘。

かなり現実的です。

ただ、悪くはないと思っています。

使えるものです。

邪魔になりにくい。

天気が悪い時に役立つ。

実用性という意味では、かなり優秀です。

恋愛のプレゼントとしてどうかは、少し分かりません。

「気持ちはあるけど、選んだ物は堅実」

という、当時の自分らしさが出ています。

今なら、

「もう少し雰囲気を考えなさい」

と言いたくなる気もします。

でも、その時の自分なりには感謝を伝えたかったのだと思います。

空港で迎えてくれて、ホテルのことも助けてくれて、ソウルを案内してくれている。

そのお礼を何か形にしたかった。

それが折りたたみ傘でした。

恋愛のセンスとして正解だったかは分かりませんが、気持ちは本物でした。

彼女から2002年ワールドカップのマスコットをもらう

ソヒャンも、私にプレゼントをくれました。

2002年ワールドカップのマスコットです。

これがとても嬉しかったです。

2002年は、日韓ワールドカップが開催された年です。

その年の韓国で、ワールドカップのマスコットをもらう。

これはかなり記念になります。

物そのものも嬉しいですが、それ以上に、彼女が選んでくれたことが嬉しかったです。

旅先でのプレゼントは、値段ではありません。

誰が、どこで、どんな気持ちで渡してくれたか。

それが大事です。

このマスコットは、この旅の記憶と強く結びついています。

明洞のにぎやかな街。

前日の告白。

まだ返事を待っている状態。

その中でのプレゼント交換。

嬉しいけれど、少し切ない。

そんな時間でした。

彼女から何かをもらえるということは、少なくとも自分を大切に思ってくれているのではないか。

また都合よく考えそうになります。

でも、恋愛中はそういうものです。

小さな贈り物に、大きな意味を感じてしまいます。

このマスコットも、私にとってはただのお土産ではありませんでした。

旅先のプレゼント交換は記憶に残る

旅先でのプレゼント交換は、今でも良い思い出として残っています。

折りたたみ傘とワールドカップのマスコット。

並べてみると、少し不思議な組み合わせです。

片方は実用的。

片方は記念品。

でも、どちらもその時の気持ちが入っています。

プレゼントは、必ずしも高価である必要はありません。

むしろ旅先では、ちょっとした物の方が思い出になります。

あとから見た時に、

「あの時、明洞で買ったな」

「あの時、彼女にもらったな」

と思い出せる。

それが大事です。

物は小さくても、その背景が大きいのです。

この日のプレゼント交換は、返事待ちの不安の中にある、少し嬉しい出来事でした。

彼女が自分に何かを渡してくれたこと。

自分も感謝を形にできたこと。

それだけで、少し心が温かくなりました。

もちろん、それで答えが出たわけではありません。

でも、2日目の中でもかなり印象に残る場面です。

夕方、COEX Mallへ

夕方になり、COEX Mallへ向かいました。

当時のCOEX Mallは、とても新しく、かなり先進的に感じました。

とにかく広い。

本当に広い。

買い物施設、飲食店、さまざまな店舗。

そして中にはホテルまであります。

その規模にかなり圧倒されました。

当時の自分には、未来の街のように見えました。

地下に広がる巨大な空間。

たくさんの店。

洗練された雰囲気。

ソウルの都会らしさを強く感じました。

「韓国ってこんなに進んでいるのか」

そう思った記憶があります。

海外へ行くと、自分が持っていたイメージが更新される瞬間があります。

実際に見ることで、

「ああ、思っていたよりずっと都会だ」

「こんな場所があるんだ」

と感じます。

COEX Mallは、まさにそういう場所でした。

仁寺洞の伝統的な雰囲気とはまったく違います。

明洞のにぎやかさとも違います。

より近代的で、大きく、整った空間でした。

この日一日で、ソウルのいろいろな顔を見た気がします。

COEX Mallの規模に圧倒された

COEX Mallを歩いていると、とにかく広さに驚きました。

どこまで続くのか分からないような感覚。

店も多く、人も多く、施設全体がひとつの街のようでした。

日本にも大きな商業施設はあります。

でも、旅先で見る大型施設はまた違って見えます。

知らない文字。

知らない店。

現地の人の流れ。

同じショッピングモールでも、日本のものとは違う雰囲気があります。

COEX Mallには、当時のソウルの勢いを感じました。

伝統的な場所もあり、巨大な近代施設もある。

その両方があるのが、ソウルの面白さなのかもしれません。

旅先では、古いものだけを見ても、新しいものだけを見ても、その国の全部は見えません。

国立博物館や仁寺洞で歴史や文化を感じ、COEX Mallで現代的な韓国を見る。

この流れは、とても良かったと思います。

そして、そのすべてをソヒャンが案内してくれていました。

自分ひとりだったら、ここまでスムーズには回れなかったと思います。

彼女がいてくれたからこそ、効率よく、安心してソウルを楽しめました。

ソヒャンが働くホテルの話

ソヒャンは、COEX Mallの中にある超有名ホテルでTEL OPERATORとして働いていました。

電話オペレーターの仕事です。

ホテルの中で働いているという話を聞いて、少しかっこいいなと思いました。

大きな施設の中にある有名ホテル。

そこで働いている彼女。

自分にとっては、少し大人っぽく見えました。

ホテルの仕事は、きっと大変だったと思います。

電話対応。

お客さんへの案内。

言葉の対応。

気配り。

外国人客も多かったでしょうし、緊張感もあったはずです。

でも、ソヒャンはその場所で働いていました。

ネットでやり取りしていた彼女が、こういう場所で生活し、働いている。

実際にその近くまで来ると、彼女の現実の生活を少し感じます。

ネット上のやり取りだけでは分からない部分です。

人を好きになると、その人が普段どんな場所で過ごしているのかも気になります。

どこで働いているのか。

どんな街を歩いているのか。

どんな生活をしているのか。

COEX Mallでの時間は、彼女のそういう一面を少し知る時間でもありました。

高級ホテルへの誘いを断った理由

ソヒャンは、

「今度来た時は安くするから泊まったら?」

というようなことを言ってくれました。

彼女が働く有名ホテルに、安く泊まれるかもしれない。

普通に考えれば、かなりありがたい話です。

高級ホテルに安く泊まれるなんて、なかなかありません。

喜んで飛びついてもよさそうなものです。

でも、私は丁寧に断りました。

理由はシンプルです。

一人でそんな高級ホテルに泊まっても寂しい。

今思うと、なかなか感情が前に出た答えです。

実用性で考えれば、泊まった方がいいに決まっています。

設備も良いでしょう。

立地も便利でしょう。

せっかくの機会です。

でもその時の自分は、豪華な部屋より、誰と過ごすかの方が大事だと思っていました。

一人で高級ホテルに泊まっても、きっと寂しい。

そんなふうに感じていました。

見栄も少しあったかもしれません。

かっこつけたかった部分もあると思います。

でも、それは本音でもありました。

旅先で大事なのは、場所の豪華さだけではありません。

誰と一緒にいるか。

その時間をどう感じるか。

この時の自分は、それをかなり強く思っていました。

ホテルへ送ってもらう帰り道

その後、ソヒャンが私のホテルまで送ってくれました。

この時点で、1日かなり長く一緒に過ごしています。

朝10時に迎えに来てもらい、国立博物館へ行き、仁寺洞を歩き、カルビを食べ、ゆず茶を飲み、明洞へ行き、COEX Mallを巡りました。

普通に考えれば、とても充実したソウル観光です。

でも自分の中では、まだ大事なことが残っていました。

前日の告白の返事です。

このままホテルへ戻って終わってしまうのか。

それとも、もう一度聞くべきなのか。

帰国日は翌日です。

時間は限られています。

ここで聞かなければ、答えを聞けないまま帰国することになるかもしれません。

それは嫌でした。

もちろん、彼女にとっては重い話です。

急かすのはよくない。

それは分かっています。

でも、自分も韓国まで来て、気持ちを伝えた以上、答えを聞きたい。

不安と期待が入り混じっていました。

ホテルへ向かう帰り道は、きっとかなり落ち着かなかったと思います。

別れ際にもう一度気持ちを伝えた

ホテルの別れ際、私はもう一度気持ちを伝えました。

今の恋人と別れて、自分と付き合ってほしい。

明日までに考えて結論を出してほしい。

今見ると、かなり直球です。

しかも少し強いです。

彼女の気持ちを考えると、もっと別の言い方もあったと思います。

でも、帰国日が近い以上、自分の中では時間が限られていました。

返事を聞きたい。

このまま曖昧なまま帰りたくない。

その気持ちが強かったのだと思います。

前日の夜景での告白に続いて、2日目の夜にももう一度伝える。

今振り返ると、かなり必死です。

でも、その必死さも当時の本音でした。

好きな人に会うために韓国まで来た。

気持ちは伝えた。

でも返事はまだない。

翌日には帰国する。

そう考えると、何も言わずにはいられませんでした。

若さゆえの勢いというより、当時の自分の不器用さが出ていたのだと思います。

うまく余裕を見せることなんてできませんでした。

ただ、好きだという気持ちと、答えを知りたいという気持ちだけがありました。

ホテルに戻った夜は眠れなかった

ソヒャンと別れ、ホテルに戻りました。

一人になると、またいろいろなことを考え始めます。

今日一日のこと。

国立博物館。

仁寺洞。

カルビ。

ゆず茶。

明洞。

プレゼント交換。

COEX Mall。

そして、別れ際にもう一度伝えたこと。

頭の中で何度も振り返っていたと思います。

「言い方は強すぎなかったかな」

「彼女はどう思っただろう」

「明日、どんな返事をくれるのだろう」

考え始めると止まりません。

ホテルの部屋は静かです。

でも心の中はまったく静かではありません。

旅行中のホテルの夜は、妙に考えごとが増えます。

外では普通に振る舞っていても、部屋に戻ると一気に現実が迫ってきます。

返事を待つ夜。

これはなかなか長いです。

眠ろうとしても、頭が動いてしまいます。

明日のことを考えます。

帰国日。

最後に会える時間。

そこで聞く答え。

期待と不安がぐるぐるします。

この夜は、なかなか眠れなかった気がします。

ソウル観光と恋の返事待ちが重なった一日

この2日目は、観光としてもかなり充実していました。

国立博物館で韓国の歴史や文化に触れました。

仁寺洞で伝統的な街並みや雑貨を楽しみました。

カルビを食べ、おかわり自由の文化に感動しました。

伝統茶屋でゆず茶を飲みました。

明洞でプレゼント交換をしました。

COEX Mallで巨大な近代施設に驚きました。

かなり濃い一日です。

普通なら、

「ソウル観光を満喫した一日」

と言えるでしょう。

でも自分にとっては、それだけではありません。

この日のすべての場面に、前日の告白の返事待ちが重なっていました。

博物館を歩いていても。

仁寺洞を歩いていても。

カルビを食べていても。

ゆず茶を飲んでいても。

明洞でプレゼントを交換していても。

COEX Mallの広さに驚いていても。

ずっと心の中には、

「彼女はどう返事をするのだろう」

という思いがありました。

だから、この日はソウルの街並みと恋愛の不安がセットで残っています。

まとめ

2002年11月23日、韓国2泊3日旅の2日目。

この日は、ソウルのいろいろな場所をソヒャンと一緒に巡った一日でした。

朝10時頃、ソヒャンがホテルまで迎えに来てくれました。

前日にナムサンタワーの夜景を見ながら告白し、返事はまだ保留。

そんな微妙な空気の中でも、彼女が普通に迎えに来てくれたことが、とても嬉しかったです。

最初に向かったのは、ソウルの国立博物館でした。

展示されていた歴史的な品々や文化財を見ながら、日本と近い国でありながら、似ている部分と違う部分があることを感じました。

普段なら素通りしてしまいそうな展示も、ソヒャンが案内してくれると不思議と興味が湧きました。

その後は仁寺洞へ。

伝統工芸品のお店や韓国らしい雑貨、土産物店が並ぶ通りは、歩いているだけでも楽しい場所でした。

観光客も多く、活気がありながら、どこか落ち着いた文化的な雰囲気もありました。

お昼にはカルビを食べに行きました。

韓国で食べる肉料理は香ばしく、焼ける音やタレの香りまで含めて食欲を刺激してくれます。

そして驚いたのが、おかわり自由の文化。

小皿料理などを追加できるスタイルに、かなり感動しました。

食べたい気持ちと、好きな人の前で食べすぎるのはどうなのかという気持ちが静かに戦っていたことも、今では良い思い出です。

食後は伝統茶屋でゆず茶を飲みました。

甘さと爽やかさがあり、温かくて落ち着く味でした。

焼肉の後にちょうどよく、外の賑わいとは違う静かな時間が流れていました。

ただ、心の中ではずっと前日の告白の返事を待っていて、完全に落ち着いていたわけではありませんでした。

その後、地下鉄で明洞へ向かいました。

ソウル屈指の繁華街らしく、人も店も多く、かなり活気がありました。

そこで私は、案内のお礼としてソヒャンに折りたたみ傘をプレゼントしました。

今思えばもっとロマンチックな物もあったかもしれませんが、当時の自分なりには感謝を伝えたかったのだと思います。

ソヒャンからは、2002年ワールドカップのマスコットをもらいました。

物そのもの以上に、彼女が選んでくれた気持ちが嬉しかったです。

夕方にはCOEX Mallへ向かいました。

当時のCOEX Mallはとても新しく、広く、先進的に感じました。

買い物施設や飲食店、ホテルまで入っている巨大な空間に圧倒され、

「韓国ってこんなに進んでいるのか」

と驚いた記憶があります。

ソヒャンは、その中にある有名ホテルで電話オペレーターとして働いていました。

今度来た時は安くするから泊まったら、と誘ってくれましたが、私は丁寧に断りました。

一人でそんな高級ホテルに泊まっても寂しい。

今振り返ると少し照れくさいですが、それは本音でもありました。

豪華な部屋より、誰と過ごすかの方が大事だと思っていたのです。

最後に、ソヒャンがホテルまで送ってくれました。

別れ際、私はもう一度気持ちを伝えました。

今の恋人と別れて、自分と付き合ってほしい。

明日までに考えて結論を出してほしい。

かなり直球な言葉でした。

彼女にとっては簡単に答えられる話ではなかったと思います。

でも、帰国日が近い自分には、どうしても答えを聞きたい気持ちがありました。

ホテルに戻った夜は、なかなか眠れなかった気がします。

期待と不安が入り混じり、翌日のことを何度も考えていました。

この2日目は、国立博物館、仁寺洞、カルビ、ゆず茶、明洞、COEX Mallと、ソウルの魅力をたっぷり味わった一日でした。

でも同時に、心の中ではずっと恋の返事を待っていた一日でもあります。

旅の記憶は、街並みと感情がセットで残ります。

この日のソウルも、ただの観光地としてではなく、返事を待つそわそわした気持ちと一緒に、今でも記憶に残っています。

そして今思うと、折りたたみ傘をプレゼントに選んだ自分の実用性重視ぶりが、なんとも自分らしいです。

恋愛の大勝負中なのに、急に生活用品。

でも、雨の日に役立つ男でありたかったのかもしれません。

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