※2003年6月14日の日記です。
2003年6月14日、釜山旅2日目の朝
2003年6月14日。
韓国・釜山2泊3日旅の2日目です。
前日は、成田からKE714で釜山へ向かい、金海空港でJuと初めて会いました。
釜山は、これまで行っていたソウルとは雰囲気が違い、空港からホテルへ向かうだけでも新鮮でした。
バスはかなり揺れました。
道もでこぼこしていて、ソウルの都会的な印象とは少し違う空気がありました。
駅でJuが買ってくれたハトムギ茶も印象に残っています。
雑穀系の甘い飲み物で、これがなかなか美味しかったのです。
ホテルはNONGSHIM HOTEL。
Juの知り合いが働いているホテルで、部屋も広くてきれいでした。
夜はJinたちと合流し、のり巻き屋で夕食を食べ、その後はJuの友人たちも集まって、かなりにぎやかな時間になりました。
初めて釜山に来た初日から、まさかあれほど多くの人を紹介されるとは思っていませんでした。
そして迎えた2日目。
この日は、寺のような場所へ行き、繁華街でイメージ写真を撮り、鍋料理を食べ、魚市場を歩き、夜にはJuの姉と弟にも会うことになります。
書き出してみると、なかなか詰め込んだ一日です。
釜山旅、初日も濃かったですが、2日目もかなり濃かったです。
待ち合わせは10時にホテルのロビー
この日の待ち合わせは、10時にホテルのロビーでした。
私はロビーの椅子に座って、Juを待っていました。
旅先のホテルのロビーで誰かを待つ時間は、少し落ち着きません。
昨日初めて会ったばかりの相手です。
しかもこの日は、朝から一緒に行動する予定でした。
今日はどこへ行くのか。
どんな一日になるのか。
昨日のように、また友人たちを紹介されるのか。
いろいろ考えながら待っていたと思います。
すると、Juが現れました。
水色の洋服を着ていて、化粧も薄っすらとしているように見えました。
昨日とはまた少し雰囲気が違います。
初めて会った翌日に、またこうして会う。
ネットでやり取りしていた相手が、普通にホテルのロビーに来てくれる。
それだけで、まだ少し不思議な感覚がありました。
軽く挨拶をして、私たちは出かけることになりました。
この日の最初の目的地は、古い寺のような場所です。
近くのバス乗り場からバスに乗って向かいました。
バスで古い寺のような場所へ
ホテルの近くからバスに乗り、古い寺のような場所へ向かいました。



詳しい名前までは覚えていません。
ただ、Juが行きたがっていた場所でした。
なんでも、Jinと彼氏が以前そこへ訪れたことがあったようで、その話を聞いてJuも行ってみたかったようです。
誰かが行った場所の話を聞いて、
「私も行ってみたい」
となる感覚は分かります。
特に、身近な人が楽しそうに話していた場所なら、なおさら気になります。
到着した時には、11時を過ぎていました。
天気はとても良かったです。
かなり暑かった記憶があります。
人も多く、にぎわっていました。
ただ、不思議だったのは、観光客らしい人があまり見当たらなかったことです。
観光名所というより、地元の人が訪れる場所だったのかもしれません。
ガイドブックに大きく載っているような有名スポットではない。
でも、現地の人にとっては身近な場所。
そういう場所へ行くのは、旅としてとても面白いです。
自分だけで釜山を旅していたら、きっと行かなかった場所だと思います。
Juがいたからこそ行けた場所でした。
階段を上って寺へ向かう
その場所には、階段がありました。
写真を見ると分かるのですが、右側が上る階段、左側が下りる階段という形で分けられていました。
ただ、私たちはそれを知らずに、左側の階段で上ろうとしてしまいました。
すると、見知らぬおじさんに怒られてしまいました。
これも旅先あるあるです。
現地では当たり前のルールでも、初めて来た人には分からないことがあります。
悪気はありません。
でも、間違えると怒られます。
「すみません」という気持ちで、正しい方へ移動しました。
階段は、写真で見ると少なく見えるかもしれません。
でも、さらに奥へ進むと同じような階段がいくつかあり、思ったより上まで続いていました。
暑さもあって、なかなかこたえました。
頂上には、寺がぽつんとあるような感じでした。
特別に派手なものがあったわけではありません。
でも、そこまで上ってきたという達成感はありました。
ただ、正直に言うと、
「これで終わり?」
という気持ちも少しありました。
頑張って上ったわりには、見どころはかなり控えめです。
でも、それも含めて旅です。
派手な観光地ばかりが思い出になるわけではありません。
暑さに負けてベンチで休憩
寺を見た後、すぐにまた階段を降りました。
とにかく暑かったです。
階段を上って、降りて、それだけでかなり体力を使いました。
近くのベンチに座って、少し休憩しました。
ここで思ったのは、
「体力がないな」
ということです。
階段と暑さの組み合わせは強いです。
観光中は、気持ちだけは元気でも、体は正直です。
しかも前日の夜もかなりにぎやかに過ごしています。
釜山に到着したばかりで、移動もあり、人にもたくさん会い、夜まで外にいました。
その翌日に階段です。
これはなかなか効きます。
ベンチに座った時の安心感は大きかったです。
何か特別なことをするわけではありません。
ただ座る。
それだけでありがたい。
旅先では、ベンチのありがたみを実感することがあります。
特に暑い日には、ベンチはちょっとした救いです。
Juと一緒に座りながら、少し休みました。
この時点では、まだ一日は始まったばかりです。
これからさらにいろいろ回ることになるので、ここで少し休んでおいて正解でした。
近くの山にも登ろうとした
休憩した後、近くの山にも登ってみることにしました。
せっかく来たのだから、もう少し歩いてみようという気持ちだったのだと思います。
でも、結果としては途中で断念しました。
Juも私も疲れてしまったのです。
はははっ。
無理はよくありません。
旅行中は、つい欲張ってしまいます。
ここまで来たのだから、もう少し先へ。
せっかくだから、あそこも見ておこう。
そう思って歩き始めるのですが、体がついてこない時があります。
この時も、暑さと階段の疲れが残っていました。
山を登るほどの余力はなかったのだと思います。
途中で断念したことも、今となっては良い思い出です。
全部をやり切らなくてもいい。
途中で引き返してもいい。
旅は完走する競技ではありません。
それに、途中でやめたからこそ覚えていることもあります。
「あの時、登ろうとしたけど無理だったな」
という記憶です。
成功したことだけでなく、途中で諦めたことも旅の記録になります。
休憩中に起きたまさかの悲劇
山を登る途中で休憩した時、ちょっとした悲劇が起きました。
近くにいた人たちが騒いでいたので、写真を撮ってあげました。

その時です。
上着に、鳩の落とし物が見事にヒットしてしまいました。
本当に最悪でした。
なぜ私だけ。
なぜこのタイミングで。
なぜ写真を撮ってあげた瞬間に。
親切心を出した結果、上着に直撃です。
これはさすがに笑えませんでした。
いや、今なら少し笑えます。
でも、その時はかなりショックだったと思います。
旅先で服にそんなものが付くと、テンションが一気に下がります。
しかも上着です。
旅行中に着るものは限られています。
その中の一枚がやられる。
かなり痛いです。
結局、その上着は捨てました。
本当に悲しい。
釜山まで来て、寺の近くで、鳩にやられるとは思いませんでした。
旅にはいろいろなハプニングがあります。
道に迷う。
雨に降られる。
店が閉まっている。
でも、鳩の落とし物が直撃するのは、なかなか上位に入る出来事です。
写真を撮ってあげたのに、この仕打ち。
鳩には、もう少し空気を読んでほしかったです。
繁華街へ移動して昼食へ
昼過ぎになってしまったので、繁華街の方へ移動してご飯を食べることにしました。
寺の階段、暑さ、山登り未遂、そして鳩の件。
すでに午前中だけでなかなか濃いです。
気持ちを切り替えるには、やはり食事です。
旅先で疲れた時は、ご飯を食べるとだいたい復活します。
釜山の繁華街は、休日ということもあって人が多かったです。
にぎやかで、店も多く、歩いているだけで活気があります。
ソウルとはまた違うにぎわい方でした。
釜山らしい空気を感じながら歩きました。
ただ、その前に面白いものを見つけました。
それが、イメージ写真を作ってくれる写真屋です。
普通の写真屋ではありません。
店の名前にもその雰囲気が出ていたようですが、要するに、かなり加工された雰囲気の写真を作ってくれる場所でした。
今なら写真加工やアプリはかなり身近ですが、当時としてはかなりインパクトがありました。
イメージ写真を作る写真屋を見つけた
繁華街で見つけた写真屋は、普通の証明写真や記念写真を撮る店とは少し違いました。
イメージ写真を作ってくれる店でした。

その場で撮影して、かなり雰囲気のある写真に仕上げてくれるような場所です。
当時の私は、それを見てかなり驚きました。
「こんな写真を撮って嬉しいのかな」
などと、少し失礼なことも思っていました。
今思うと、写真を楽しむ文化のひとつだったのだと思います。
自分をいつもと違う雰囲気で撮ってもらう。
少し飾った写真にする。
記念として残す。
そう考えれば、別におかしなことではありません。
でも、その時の私はあまり分かっていませんでした。
そして、よく分からないままJuに誘われ、私も写真を撮られることになりました。
これも旅の流れです。
自分だけなら絶対に入らなかった店です。
でも、Juに誘われると断りきれません。
「まあ、せっかくだし」
という感じで撮ることになりました。
撮影では、カメラマンがあれこれ指示してきました。
ポーズや角度など、かなり細かかったように思います。
正直、少しうるさかったです。
でも、そういう指示があるからこそ、仕上がりがそれらしくなるのでしょう。
写真の出来上がりは1時間後
イメージ写真は、1時間後に出来上がるとのことでした。
そのため、先にご飯を済ませることになりました。
撮影後に写真ができるまでの待ち時間。
この感じも少し懐かしいです。
今ならスマホで撮ってすぐ確認できます。
でも当時は、撮った写真が出来上がるまで待つ時間がありました。
どんな感じになっているのか。
変に写っていないか。
カメラマンの指示通りにした結果、どうなっているのか。
少し気になります。
しかもイメージ写真です。
普通の写真ではありません。
かなり作り込まれた雰囲気になるはずです。
期待というより、少し怖さもあります。
自分がどんな感じに仕上げられているのか。
これはなかなかの緊張です。
とりあえず、写真は後で取りに行くことにして、昼食へ向かいました。
旅先では、こういう予定が自然に増えていきます。
まず写真を撮る。
出来上がるまでご飯を食べる。
食べたら写真を取りに戻る。
その流れ自体が、ひとつのイベントになっていました。
昼食は韓国らしい鍋料理
昼食は、鍋料理を食べました。
韓国といえば、やはり鍋料理です。

辛い。
でも美味しい。
この組み合わせが強いです。
韓国の鍋料理は、辛さの中に旨みがあります。
ただ辛いだけではなく、具材の味やスープの深みがあり、食べているうちにどんどん進みます。
暑い日に辛い鍋を食べる。
これもまた韓国らしい気がします。
汗をかきながら食べる辛い料理。
体は暑いのに、なぜか箸が止まりません。
釜山に来て、鍋料理を食べていると、
「ああ、韓国に来ているな」
という実感がありました。
前日はのり巻き屋で食事をしました。
それも美味しかったです。
でも、辛い鍋料理を食べると、より韓国に来た感じが強くなります。
Juと一緒に食べたこの鍋料理も、美味しかったです。
辛いけれど、また食べたくなる。
韓国料理の魅力は、まさにそこだと思います。
ただ、辛い料理を食べた後には、甘いものが欲しくなります。
この後、私たちはアイスを食べながら移動することになります。
辛い料理の後にアイス
鍋料理を食べた後、辛さで口の中がかなり刺激されていました。
そこでアイスです。
辛い料理の後のアイスは最高です。
口の中が冷やされ、少し落ち着きます。
甘さも嬉しいです。
韓国料理の辛さを味わった後にアイスを食べると、
「よし、もう少し歩ける」
という気持ちになります。
繁華街は人が多く、歩いているだけでも少し疲れます。
そこに辛い料理の後のアイス。
これはかなり良い組み合わせでした。
アイスを食べながら、次はPCルームへ移動しました。
韓国ではPCルームが多いと感じました。
ネット環境がある場所が街中にたくさんあり、当時の自分にとってはかなり印象的でした。
日本にもインターネットカフェのような場所はありましたが、韓国のPCルームはまた違う雰囲気がありました。
生活の中にかなり自然に入り込んでいる感じです。
Juがメールを書くために、PCルームへ向かうことになりました。
おしゃれなPCルームで待つ
PCルームに入りました。
そこは、なかなかおしゃれな雰囲気でした。
韓国のPCルームは多いだけでなく、設備もしっかりしている印象がありました。
中にはデジタルカメラも付いていて、高機能でした。
当時としては、かなりすごいと感じました。
Juがメールを書き終わるのを、私は待っていました。
旅先で誰かがメールを書くのを待つ。
今ならスマホで一瞬かもしれません。
でも当時は、PCルームに入って、パソコンを使ってメールを書くという流れがありました。
これも時代を感じます。
待っている間、店内の様子を見たり、周りの雰囲気を感じたりしていました。
韓国のPCルーム文化は、かなり印象に残っています。
ゲームをする人。
メールをする人。
ネットを見る人。
街の中に、こういう場所が普通にある。
それが面白かったです。
Juがメールを書き終わるのを待ちながら、釜山の生活の一部に触れているような感覚がありました。
しばらくすると、そろそろ写真が出来上がる時間になりました。
私たちは、さきほどの写真屋へ戻ることにしました。
イメージ写真の出来上がりがすごかった
写真屋へ戻り、出来上がったイメージ写真を受け取りました。
出来は、ある意味すごかったです。
かなり作り込まれていました。
自分なのに、自分ではないような感じ。
これはこれで面白いです。
撮影の時に、カメラマンがあれこれ指示していた理由が少し分かりました。
あのポーズや角度が、こういう仕上がりにつながるのか、と。
ただ、見た瞬間の感想としては、
「すごいな」
でした。
良い意味でも、少し照れる意味でも、すごかったです。
機会があれば、その写真も見返してみたいところです。
ただ、当時はスキャナが壊れていて、簡単にデータ化できなかった記憶があります。
今ならスマホで撮ってすぐ残せますが、当時は写真を取り込むだけでも少し手間がありました。
旅先で撮ったイメージ写真。
それ自体が、かなり時代を感じる思い出です。
自分ひとりでは絶対に撮らなかった写真だと思います。
Juに誘われたからこそ撮ったものです。
そう考えると、少し恥ずかしくても、旅の記念としては面白い体験でした。
釜山の有名な市場へ向かった
写真を受け取った後、私たちは市場へ向かいました。
釜山というと、港を思い浮かべる人も多いと思います。
海の街という印象があります。
その市場は、釜山でも有名な市場でした。
たくさんの魚が売られていました。
市場を歩くと、海の匂いがします。
この匂いが良かったです。
観光地のきれいに整った雰囲気とは違い、市場には生活感があります。
魚を売る人。
買い物をする人。
声。
匂い。
湿った空気。
そういうものが全部混ざって、市場の雰囲気を作っています。
釜山に来たんだなという実感がありました。
ただ、正直に言うと、これといって見るものがないとも感じました。
市場を歩くのは面白いです。
でも、何か特別に買うわけでもない。
魚を見る。
海の匂いを感じる。
歩く。
そんな感じでした。
それでも、釜山らしい場所に来られたことは良かったです。
観光として派手ではなくても、その街らしさを感じるには十分でした。
海の匂いが残る市場歩き
市場で特に印象に残っているのは、海の匂いです。
たくさんの魚が並び、港町らしい空気がありました。
ソウルではあまり感じなかった韓国の別の顔です。
韓国旅行というと、どうしてもソウルのイメージが強かった自分にとって、釜山の市場は新鮮でした。
きれいなショッピングモールや繁華街とは違います。
魚が並び、濡れた床があり、人の声が響く。
そういう場所です。
歩いているだけで、釜山の生活が少し見えた気がしました。
ただ、何かを買ったわけではありません。
市場で食事をしたわけでもありません。
ただ歩いただけです。
でも、旅ではそういう時間も大事です。
有名な場所に行っても、必ず何かをしなければいけないわけではありません。
その場の空気を感じるだけでも、旅の記憶になります。
この市場も、派手な出来事はありませんでした。
でも、釜山といえば港、港といえば魚市場。
そんなイメージを体で感じられた場所でした。
夕方、待ち合わせ場所付近へ移動
17時近くになったので、待ち合わせ場所付近へ移動しました。
夜は、Juの姉と弟であるKyong Wonに会う予定でした。
これも少し緊張する予定です。
恋愛感情を持っている相手の家族に会うというのは、やはり特別です。
ましてや海外で、相手の家族に会う。
言葉の壁もあります。
文化の違いもあります。
どんな人たちなのか。
自分はどう見られるのか。
少し不安になります。
その前に、Juが友人を紹介したいと言いました。
そこで、喫茶店に入って待つことにしました。
韓国の喫茶店は、日本の喫茶店とは少し違う印象がありました。
ゆっくりくつろげるようになっていて、個室のような感じで使える店もあります。
この時入った喫茶店も、落ち着いて過ごせる雰囲気でした。
外を歩き回って疲れていたので、座って休めるのはありがたかったです。
しばらくJuと、さきほど撮ったイメージ写真を切り抜いたりしていました。
写真を撮って、出来上がりを見て、それを切り抜く。
なかなか不思議な時間です。
喫茶店のアップルティーが美味しかった
この喫茶店で飲んだアップルティーが、とても美味しかったです。

旅先で飲んだ飲み物は、意外と記憶に残ります。
前日のハトムギ茶もそうでした。
そして、この日のアップルティーもそうです。
歩き回った後で、少し疲れていた体に、甘くて香りの良いアップルティーが沁みました。
韓国の喫茶店は、ゆったり過ごせる雰囲気がありました。
日本の喫茶店とはまた違い、誰かと話したり、少し休んだりするのにちょうど良い空間でした。
そこでJuと写真を見ながら過ごす時間は、かなり穏やかでした。
この日の午前中は寺で階段を上り、鳩の悲劇もありました。
昼には鍋料理を食べ、PCルームへ行き、写真を受け取り、市場も歩きました。
かなり動いています。
だからこそ、この喫茶店の時間はありがたかったです。
電話が鳴り、Juの友人も到着しました。
彼女はJuと同じ日本語を学ぶつながりの人で、かなり頭が良いらしいと聞きました。
実際に顔を見ると、確かにしっかりしていそうな雰囲気がありました。
少し話をして、その後、19時にKyong Wonと待ち合わせるため、前日も使ったマクドナルドへ向かうことになりました。
マクドナルド前で弟のKyong Wonと合流
19時の待ち合わせ場所は、前日にも使ったマクドナルド前でした。
外にはKyong Wonが待っていました。
Juの弟です。
彼とは少し話をしたこともあったので、そこまで強く緊張することはありませんでした。
とはいえ、実際に会うとなるとやはり少し身構えます。
Juの家族です。
どう接すればいいのか。
何を話せばいいのか。
失礼がないようにしたい。
そういう気持ちはありました。
でも、Kyong Wonとは比較的自然に接することができたと思います。
お腹も空いていたので、チゲを食べに行くことになりました。

韓国で食べるチゲは本当に美味しいです。
辛さが良い。
ただ辛いだけではなく、しっかり美味しい。
体が温まる感じもあります。
昼にも辛い鍋料理を食べましたが、夜にもまた辛いものです。
韓国にいると、辛い料理を食べる流れが自然に続きます。
そして、それがまた美味しいのです。
チゲの辛さが本当に良い
チゲは美味しかったです。
この辛さが本当に良い。
韓国料理の辛さは、最初は強く感じます。
でも、食べているうちにだんだん美味しさが勝ってきます。
汗をかきながら食べる。
辛いと言いながら、また口に運ぶ。
この繰り返しです。
チゲは、韓国に来たことを強く感じられる料理だと思います。
見た目にも湯気が立ち、赤いスープがあり、具材が入っていて、食べる前から食欲を刺激します。
JuとKyong Wonと一緒に食べる夕食。
これも、自分だけの旅行では絶対にできない時間です。
相手の家族と一緒に食事をする。
しかも釜山で。
それだけで特別でした。
食事をしながら、Kyong Wonはこの後どうするか悩んでいたようです。
母親から、帰って勉強するようにという電話があったとのことでした。
でも、彼自身は私たちともう少し一緒に行動したかったようです。
最終的には、これから会う姉の判断に委ねることになりました。
このあたりから、少し空気が変わります。
Juの姉に会う前の緊張
この後、Juの姉に会う予定でした。
待ち合わせ場所は、またマクドナルド前です。
Juが言うには、姉は厳しい女性らしいです。
それを聞いて、少し不安になりました。
厳しい。
この一言だけで、緊張します。
いったいどんな人なのか。
初対面で怒られたりしないだろうか。
自分はちゃんと挨拶できるだろうか。
変な印象を持たれないだろうか。
いろいろ考えてしまいます。
早めに到着したので、マクドナルドの中で少し休みました。
この日は朝からずっと動き回っています。
寺、山、写真屋、鍋料理、PCルーム、市場、喫茶店、チゲ。
かなりの移動量です。
その上、これからJuの姉に会います。
少し休めたのはよかったです。
でも、心は落ち着きません。
厳しい女性らしい。
この情報だけが頭に残っています。
そして、姉が到着したようなので、外へ出て軽く挨拶をしました。
見た感じは、確かにきつそうな雰囲気がありました。
第一印象だけで、こちらはかなり圧倒されました。
Juの姉の迫力に圧倒された
Juの姉は、かなり迫力のある人でした。
とにかく手が早い。
まず弟の頭を叩き、厳しい口調で何か話していました。
私はその様子を見て、かなり圧倒されました。
言葉の細かい内容は分かりません。
でも、雰囲気だけで伝わってくるものがあります。
「これは強い」
そう思いました。
Kyong Wonも、なんとか私たちと一緒に行動することを許されたようでした。
姉の判断が通ったという感じです。
どこへ行こうかという話になり、チキン屋へ行くことになりました。
歩いている最中、私はJuの姉と一言二言くらいしか会話ができませんでした。
不機嫌そうに見えたのです。
正直、少し怖かったです。
相手の姉です。
しかも厳しそう。
初対面。
言葉も完全には通じない。
こちらとしては、かなり慎重になります。
変なことを言ってはいけない。
余計なことをしてはいけない。
そんな気持ちで歩いていたと思います。

ただ、この後、チキン屋で印象が少し変わります。
姉おすすめのチキン屋へ
Juの姉がおすすめのチキン屋へ入りました。

姉が注文をしてくれました。
正直、最初は緊張していました。
でも、出てきたチキンを食べて驚きました。

本当に美味しかったのです。
冗談抜きで、こんな美味しいチキンを食べたことがないと思いました。
味付け。
揚げ具合。
食感。
全部が良かったです。
外はしっかりしていて、中は美味しい。
味が濃すぎるわけでもなく、食べやすい。
韓国のチキンの美味しさを、この時かなり強く感じました。
それまでの緊張が、チキンで少しほどけました。
美味しいものの力は偉大です。
怖そうに見えた姉も、話してみると意外と話しやすい人でした。
もちろん、怖い面もあると思います。
でも、ただ厳しいだけの人ではありませんでした。
映画「猟奇的な彼女」のヒロインみたいな雰囲気がある女性だと思いました。
強くて、勢いがあって、でもどこか魅力がある。
そんな印象です。
デジカメに興味を示したJuの姉
Juの姉は、電気店で働いているようでした。
そのためか、私が持っていたデジカメに興味を示していました。
当時、デジカメはまだ今ほど当たり前ではありませんでした。
持っていると、少し話題になります。
特に電気店で働いている人なら、興味を持つのも自然です。
デジカメをきっかけに、少し会話がしやすくなった気がしました。
最初は怖そうに見えた姉でしたが、話してみると印象は変わりました。
やはり、人は第一印象だけでは分かりません。
厳しそう。
不機嫌そう。
怖そう。
そう感じていても、実際に話すと意外と普通に接することができることがあります。
もちろん、迫力はありました。
それは間違いありません。
でも、チキン屋で一緒に食事をしながら話すうちに、少し距離が縮まった気がしました。
そして何より、チキンが美味しかったです。
この日の夜のチキンは、本当に印象に残っています。
釜山2日目で食べたものの中でも、かなり上位に入ります。
ごちそうさまでした、という気持ちでした。
姉と弟が先に帰った後
時間も遅くなったので、Juの姉とKyong Wonは先に帰りました。
ごちそうさまでした。
本当に美味しいチキンでした。
姉と弟が帰った後、私たちも歩き始めました。
私は少し酔い気味だったので、酔いを醒ます意味も含めて、釜山大の方まで歩くことになりました。
夜の釜山を歩くのも、なかなか良い時間です。
昼間とは違う空気があります。
店の明かり。
人の声。
少し涼しくなった空気。
旅先の夜の散歩は、気持ちが少しふわっとします。
ただ、向かった場所がかなり広かったです。
中に入ろうとしたら、警備員に止められてしまいました。
仕方がないので、裏門から入るために回ることにしました。
このあたりも、なぜそこまでして入ろうとしたのか、今思うと少し不思議です。
でもその時は、歩く流れの中で自然にそうなったのだと思います。
夜の釜山大付近を歩く
釜山大の敷地は、とても広かったです。
山の中にあるような感じで、急な坂道が多かった記憶があります。
すでに0時を回っていました。
それでも敷地の中には、多くの人がいて、にぎやかに過ごしていました。
日本で見る雰囲気とは少し違うなと感じました。
夜遅い時間なのに、活気がある。
建物や道の感じも違う。
広さもかなりあります。
山の中に広がっているような敷地で、坂道を歩くだけでも少し疲れます。
でも、昼間とはまた違う釜山の空気を感じられました。
静かなベンチで、3人で話をしていました。
夜のベンチで話す時間は、なぜか記憶に残ります。
ただ、問題がありました。
蚊が多い。
かなり多かったです。
せっかく静かに話していても、蚊が多いと落ち着きません。
旅先の夜のベンチは雰囲気があります。
でも、蚊には勝てません。
というわけで、退散することになりました。
タクシーでホテルへ戻る
蚊の多さに負けて、私たちは退散することにしました。
友人と別れ、そのままタクシーでホテルへ向かいました。
この日もかなり長い一日でした。
朝10時にホテルのロビーでJuと待ち合わせ。
寺へ行き、階段を上り、暑さにやられ、鳩の悲劇に遭い、繁華街へ移動。
イメージ写真を撮り、鍋料理を食べ、アイスを食べながらPCルームへ。
写真を受け取り、市場を歩き、喫茶店でアップルティーを飲み、Juの友人と会う。
夜にはKyong Won、そしてJuの姉に会い、チゲを食べ、絶品チキンを食べ、さらに夜の釜山大付近を歩く。
こうして並べると、かなり動いています。
ホテルに戻る頃には、相当疲れていたと思います。
タクシーの中では、少しぼんやりしていたかもしれません。
そしてホテル前でJuと別れました。
釜山2日目も、濃い一日でした。
まとめ
2003年6月14日。
韓国・釜山2泊3日旅の2日目は、朝10時にホテルのロビーでJuと待ち合わせるところから始まりました。
Juは水色の洋服を着ていて、薄っすら化粧もしているように見えました。
軽く挨拶をして、近くのバス乗り場からバスに乗り、古い寺のような場所へ向かいました。
Jinと彼氏が以前訪れたことがあったようで、Juも行ってみたかった場所だったようです。
到着したのは11時過ぎ。
天気はとても良く、人も多かったです。
ただ、観光客らしい人はあまり見かけず、観光名所というより地元の人が訪れる場所のようにも感じました。
階段を上って頂上へ行くと、寺がぽつんとありました。
特別なものがたくさんあったわけではありませんが、暑い中で階段を上ったので、それだけでかなり体力を使いました。
階段には上る側と下りる側が分かれていて、私たちは知らずに反対側を上ろうとしてしまい、見知らぬおじさんに怒られました。
旅先では、こういう小さな失敗もあります。
その後、近くの山にも登ってみようとしましたが、Juも私も疲れて途中で断念しました。
さらに休憩中、近くにいた人たちの写真を撮ってあげたところ、上着に鳩の落とし物が見事にヒットしてしまいました。
その上着は結局捨てることになりました。
親切心を出した結果がこれです。
なぜ私だけこんな目に遭うのかと、本気で思いました。
昼過ぎになり、繁華街へ移動してご飯を食べることにしました。
その前に、イメージ写真を作ってくれる写真屋を見つけました。
Juに誘われ、よく分からないまま私も撮ることになりました。
カメラマンがあれこれ指示してきて、少しうるさく感じましたが、これも旅の思い出です。
写真は1時間後に出来上がるということで、先に鍋料理を食べました。
韓国といえば、やはり鍋料理。
辛いけれど美味しかったです。
辛い料理を食べた後は、アイスを食べながらPCルームへ移動しました。
韓国にはPCルームが多く、おしゃれな場所もありました。
入ったPCルームにはデジタルカメラも付いていて、高機能だなと驚きました。
Juがメールを書き終わるのを待ち、写真が出来上がる時間になったので取りに行きました。
出来上がったイメージ写真は、ある意味すごかったです。
自分なのに自分ではないような、不思議な仕上がりでした。
その後は、釜山でも有名な市場へ向かいました。
たくさんの魚が売られていて、海の匂いが良かったです。
釜山というと港を思い浮かべる人も多いと思いますが、その雰囲気を少し感じられる場所でした。
ただ、正直これといって特別に見るものがあったわけではなく、市場の空気を感じながら歩いたという感じです。
17時近くになり、夜の待ち合わせ場所付近へ移動しました。
夜はJuの姉と弟のKyong Wonに会う予定でした。
その前に、Juが友人を紹介したいと言い、喫茶店で待つことになりました。
韓国の喫茶店は、日本の喫茶店とは少し違い、ゆっくりくつろげる雰囲気があります。
そこで飲んだアップルティーがとても美味しかったです。
Juとイメージ写真を切り抜いたりしながら待っていると、友人が到着しました。
少し話をしてから、19時にKyong Wonと待ち合わせるため、前日も使ったマクドナルド前へ向かいました。
Kyong Wonとは少し話したことがあったので、そこまで緊張せずに会えました。
お腹も空いたので、チゲを食べに行きました。
これがまた美味しい。
韓国料理の辛さは、本当に良いです。
食事後、Kyong Wonは帰るかどうか悩んでいました。
母親から、帰って勉強しなさいという電話があったようです。
ただ、本人はもう少し一緒に行動したかったようで、これから会う姉の判断に委ねることになりました。
その後、Juの姉とマクドナルド前で待ち合わせました。
Juから、姉は厳しい女性だと聞いていたので、少し不安でした。
実際に会ってみると、かなり迫力がありました。
まず弟の頭を叩き、厳しい口調で何か話していて、私は圧倒されました。
Kyong Wonはなんとか一緒に行動することを許されたようです。
その後、姉おすすめのチキン屋へ行きました。
最初は怖そうに感じた姉でしたが、注文してくれたチキンが本当に美味しかったです。
冗談抜きで、こんなに美味しいチキンは食べたことがないと思いました。
味付けも揚げ具合も完璧でした。
姉と話してみると、意外と話しやすい人でした。
怖い面もありましたが、映画「猟奇的な彼女」のヒロインのような、強くて印象に残る人でした。
電気店で働いているようで、私が持っていたデジカメにも興味を示していました。
時間も遅くなり、姉とKyong Wonは先に帰りました。
ごちそうさまでした。
本当に美味しいチキンでした。
その後、私たちは少し歩くことにしました。
私は少し酔い気味だったので、酔いを醒ます意味も含めて、釜山大の方まで歩くことになりました。
中に入ろうとしたら警備員に止められたため、裏門から入るために回ることにしました。
敷地はとても広く、山の中にあるような感じで急な坂道も多かったです。
0時を過ぎていましたが、中には多くの人がいて、にぎやかに過ごしていました。
静かなベンチで3人で話していましたが、蚊が多かったので退散することにしました。
友人と別れ、そのままタクシーでホテルへ向かい、Juと別れました。
釜山2日目は、朝から夜まで本当に盛りだくさんでした。
寺、階段、鳩の悲劇、イメージ写真、鍋料理、PCルーム、市場、喫茶店、チゲ、姉と弟、絶品チキン、夜の釜山大付近の散歩。
ひとつひとつが濃く、思い出に残る一日でした。
特に、鳩の落とし物が上着に直撃したことと、姉おすすめのチキンが信じられないくらい美味しかったことは、かなり強く覚えています。
旅先では、良いことも悪いことも突然起こります。
まさか釜山で上着を失うとは思いませんでした。
でも、そのあと食べたチキンが美味しすぎたので、少しだけ救われた気がします。
いや、救われたというより、チキンで上書きされたと言った方が近いかもしれません。
釜山2日目。
鳩には負けました。
でもチキンには完全に勝たせてもらいました。