旅ログ

韓国旅1日目|ソウル夜景で告白した夜

2026年6月23日

※2002年11月22日の日記です。

2002年11月22日、韓国2泊3日旅が始まった

2002年11月22日から24日まで、私は韓国へ行きました。

この韓国旅行は、観光が一番の目的ではありませんでした。

もちろん韓国へ行く以上、街を歩く楽しみもあります。

食事も楽しみです。

ソウルの空気を感じることも、旅の大きな魅力です。

でも、この時の自分の中で一番大きかった目的は別にありました。

好きな女性に会うこと。

それが、この旅の本当の目的でした。

相手は日本で出会った人ではありません。

ネットで知り合った韓国人女性でした。

今なら、ネットを通じて海外の人と知り合うことは、そこまで珍しくないかもしれません。

SNSもあります。

翻訳アプリもあります。

ビデオ通話も簡単です。

でも2002年当時は、今ほど便利ではありませんでした。

海外の人とネットで知り合い、やり取りを重ね、実際に会いに行く。

それだけで、かなり特別なことに感じていました。

しかも今回は、ただの友人に会う旅ではありません。

好きな人に会いに行く旅です。

観光旅行とは緊張感が違います。

飛行機に乗る前から、心の中はかなり落ち着きませんでした。

「本当に会えるのか」

「会ったらどんな感じなのか」

「気持ちを伝えられるのか」

そんなことばかり考えていた気がします。

今振り返っても、かなり勢いのある旅でした。

でも、その勢いがあったからこそ、実現した旅でもありました。

この旅は観光ではなく恋のためだった

海外旅行といえば、普通は観光、買い物、グルメが目的になりやすいです。

有名な場所へ行く。

おいしいものを食べる。

お土産を買う。

写真を撮る。

そういう楽しみがあります。

でも、この韓国旅行は少し違いました。

自分の中では、

「韓国へ行く」

というより、

「ソヒャンに会いに行く」

という感覚の方が強かったです。

韓国という国そのものより、彼女に会えることが一番の目的でした。

もちろん、今考えるとかなり真っ直ぐです。

少し恥ずかしいくらいです。

でも当時の自分は本気でした。

会いたい。

気持ちを伝えたい。

このまま何も言わずに終わりたくない。

その思いが強かったのです。

旅の動機としては、かなり個人的です。

観光ガイドには載らない理由です。

でも、自分の中ではとても大きな理由でした。

旅の記憶は、どこへ行ったかより、どんな感情でそこにいたかの方が残ることがあります。

この韓国2泊3日旅は、まさにそうでした。

景色よりも、気持ちの記憶が濃い旅です。

ソウルの街並みも覚えています。

食べたものも覚えています。

でも一番残っているのは、彼女に会う前の緊張と、夜景の前で気持ちを伝えた瞬間です。

ネットで知り合った韓国人女性ソヒャン

彼女の名前は、ソヒャン。

私たちはネットを通じて知り合いました。

当時のネットは、今ほど便利ではありません。

翻訳機能も弱く、気軽に自動翻訳で会話できるような感覚ではありませんでした。

メッセージを送るにも、言葉を考えながら打つ必要があります。

英語や日本語、時には相手の言葉を少し調べながらやり取りする。

そんな時代でした。

でも、その少し不便なやり取りが、逆に楽しかったのかもしれません。

すぐに返事が来るわけではない。

言葉を選びながら送る。

相手の文章を読み返す。

短いメッセージの中から、人柄を感じ取る。

そういう時間がありました。

ソヒャンは、明るくて優しい人でした。

文章からも気遣いが伝わってきました。

でも、ただ優しいだけではなく、自分の考えもしっかり持っているように感じました。

やり取りを重ねるうちに、どんどん惹かれていきました。

顔を見て好きになったというより、先にやり取りの中で心が動いたのだと思います。

今思えば、ネット越しだったからこそ、見た目より先に内面を見ようとしていたのかもしれません。

もちろん、ネットだけでは分からないこともあります。

実際に会ってみないと分からない雰囲気もあります。

でも、文章だけでも伝わるものは確かにありました。

ソヒャンとのやり取りは、当時の自分にとって大きな楽しみでした。

好きだったのに言えなかった時期

ソヒャンと知り合った頃、私は学生生活の終わりが見え始めていた時期でした。

就職のこと。

卒業後のこと。

これからの生活のこと。

いろいろ考える時期でもありました。

そんな中で、ソヒャンとのやり取りは癒やしでもあり、楽しみでもありました。

メッセージが来るとうれしい。

返事を考える時間も楽しい。

やり取りが続くと、自然と気持ちも大きくなっていきます。

でも、好きだとは言えませんでした。

距離があります。

国も違います。

本当に自分なんか相手にされるのか。

そう思っていました。

今なら、

「言わないと何も始まらない」

と分かります。

でも、その時はなかなか言えませんでした。

失敗するのが怖かったのだと思います。

今の関係が壊れるのも怖かった。

好きだと伝えて、気まずくなるのが嫌だった。

そうやって考えているうちに、時間だけが過ぎていきました。

恋愛でよくあるやつです。

言えばよかったのに、言えない。

気持ちはあるのに、動けない。

そして、そういう時に限って、タイミングは待ってくれません。

彼女に恋人ができたと知った時のショック

そうこうしているうちに、ソヒャンが別の日本人男性と付き合い始めたことを知りました。

これは正直、かなりショックでした。

「ああ、そうか」

と表面上は受け止めたつもりでも、心の中ではかなり落ち込みました。

自分が言えなかっただけです。

だから誰かを責めることはできません。

でも、

「やっぱり早く言えばよかった」

と思いました。

恋愛では、何度も聞く言葉です。

でも、自分がその立場になると、重みが違います。

本当にそう思うんです。

「なぜ言わなかったんだろう」

「なぜ動かなかったんだろう」

「もしあの時伝えていたら違ったのか」

答えの出ないことを、何度も考えました。

しかも後から聞くと、ソヒャンも私に少し気があったらしいのです。

これがまた、なんとも言えません。

完全に片思いだったなら、まだ諦めもついたかもしれません。

でも、少しでも可能性があったと知ると、後悔が強くなります。

人生はタイミングです。

本当にそう思います。

気持ちがあっても、言うタイミングを逃すと、状況は変わってしまいます。

この経験は、自分の中でかなり大きく残りました。

だからこそ、韓国へ行くことを決めたのだと思います。

もう何も言わずに終わりたくなかったのです。

会いに行くと決めた理由

ソヒャンにはすでに恋人がいました。

それでも、私は韓国へ会いに行くことを決めました。

今振り返ると、かなり真っ直ぐです。

相手の状況を考えれば、簡単な話ではありません。

でも、当時の自分は、自分の気持ちをどうしても伝えたかったのです。

会わなければ、きっとずっと後悔する。

そう思いました。

ネットでやり取りしているだけでは、伝えられないものがあります。

文章では言えることもあります。

でも、顔を見て、同じ場所にいて、直接言わなければ伝わらない気持ちもあります。

私はそれを伝えたかったのだと思います。

もちろん、うまくいく保証はありません。

むしろ難しい状況でした。

でも、何もしないよりは、会いに行って自分の気持ちを伝えたい。

それがこの旅の出発点でした。

韓国2泊3日。

短い旅です。

でも、気持ちの面ではかなり大きな旅でした。

飛行機に乗る前から、すでに胸の中はかなり忙しかったです。

観光の予定よりも、

「いつ告白するか」

「何と言うか」

「彼女はどう受け止めるか」

そんなことばかり考えていました。

完全に恋愛中心の旅です。

韓国の空港で待ち合わせ

韓国の空港に到着し、待ち合わせ場所へ向かいました。

ネットでは何度も話しています。

でも、実際に会うのは初めてです。

この緊張感は独特です。

写真や文章では知っている。

でも、目の前に現れる人としては初めて。

「写真と違ったらどうしよう」

「会って会話が続かなかったらどうしよう」

「そもそも本当に来てくれているのか」

いろいろ考えました。

海外の空港で、ネットで知り合った相手と初めて会う。

なかなかの緊張感です。

今ほどスマホで簡単に連絡できる時代でもありません。

待ち合わせに失敗したらどうなるのか。

不安もありました。

でも、ソヒャンはすぐに私に気づいてくれました。

その瞬間、一気に安心したのを覚えています。

「あ、来てくれていた」

それだけで、かなり気持ちが楽になりました。

初対面なのに、初対面ではないような不思議な感覚がありました。

ネットで積み重ねた時間があったからだと思います。

顔を見るのは初めてでも、まったく知らない人ではありません。

すでにたくさん話してきた人です。

その不思議な距離感が、ネットで知り合った相手と会う時の特徴かもしれません。

初対面なのに自然だった

ソヒャンと実際に会った瞬間、もちろん緊張はありました。

でも、思っていたより自然でした。

これは意外でした。

初めて会うのだから、もっとぎこちなくなるかと思っていました。

でも、ネットでやり取りしてきた時間があったからか、会話は思ったよりスムーズでした。

「ああ、本当にいるんだ」

という不思議な感動もありました。

画面の向こうにいた人が、目の前にいる。

文字でしか知らなかった声や表情が、現実のものになる。

それはかなり特別な瞬間でした。

ソヒャンは、空港で迎えてくれるだけでなく、ホテルの予約もしてくれていました。

Dinastyホテルです。

これも本当にありがたい話です。

海外でホテル探しをするのは不安があります。

言葉の問題もあります。

場所も分かりません。

そんな中で、彼女が予約してくれていたのはとても助かりました。

最初からかなり親切にしてもらっていました。

好きな人に会いに行く旅で、相手がちゃんと迎えてくれて、ホテルまで用意してくれている。

この時点で、気持ちはかなり高まっていたと思います。

ただ同時に、

「今日はどこかで気持ちを伝えなければ」

という緊張もずっとありました。

Dinastyホテルへ向かう

ソヒャンが予約してくれていたDinastyホテルへ向かいました。

ホテルへ向かう間も、どこかふわふわしていました。

韓国へ来た。

ソヒャンに会えた。

一緒に移動している。

それだけで、すでに現実感が少し薄かったです。

これまでネット上でやり取りしていた相手と、今は同じ街を歩いている。

その状況が不思議でした。

ホテルに荷物を置くと、少し落ち着きました。

旅先では、荷物を置ける場所があると安心します。

そこから本格的に動き出せる感じがします。

でも、この時の自分は、観光の準備をしているというより、気持ちを整えている感じでした。

ソヒャンと一緒に過ごせる時間は限られています。

2泊3日の旅ですが、実際に一緒にいられる時間はもっと短いです。

どこかで気持ちを伝えたい。

でも、いきなり言うのは重すぎる。

どのタイミングがいいのか。

そんなことを考えていました。

旅行なのに、頭の中は作戦会議です。

しかも自分ひとりだけの会議。

議題は「いつ告白するか」。

なかなか落ち着かない一日です。

好きな人と歩くソウルの街

ホテルに荷物を置いたあと、二人で外へ出ました。

韓国の街を、好きな人と歩く。

それだけで景色が違って見えます。

ソウルの看板。

人の流れ。

街の音。

車の多さ。

店の明かり。

どれも新鮮でした。

でも正直に言うと、その日一番見ていたのは、街並みではなくソヒャンの横顔だったかもしれません。

韓国に来たのに、観光地より彼女を見ている。

完全に目的がはっきりしています。

会話はしていました。

でも頭のどこかでは、ずっと考えていました。

「今日は告白できるのか」

観光気分もあります。

でも、それ以上に緊張がありました。

街を歩きながら、普通に話しながら、心の中ではかなり忙しい。

好きな人と一緒にいるうれしさ。

これから気持ちを伝える不安。

相手に恋人がいる現実。

返事がどうなるか分からない怖さ。

いろいろな感情が混ざっていました。

ソウルの街はにぎやかでした。

でも、自分の心の中はもっとにぎやかだったと思います。

初めて韓国で食べた餃子

昼を食べていなかったので、近くのシンポウリマンドゥで餃子を食べました。

韓国で初めて食べる餃子です。

これが美味しかったです。

日本の焼き餃子とはまた違います。

皮や具の感じに、独特の魅力がありました。

韓国のマンドゥは、日本で食べ慣れている餃子とは少し違う存在感があります。

食べごたえがあり、味もしっかりしています。

旅先で食べる最初の料理は、記憶に残りやすいです。

しかも、好きな人と向かい合って食べる食事です。

これは味が変わります。

正確には、味そのものが変わるわけではありません。

でも、気持ちが味を押し上げます。

たぶん、何を食べてもおいしかったと思います。

それくらい気分が特別でした。

ただ、食事中も完全にリラックスしていたわけではありません。

向かい合って話しながらも、心のどこかで告白のことを考えていました。

餃子を食べながら告白のタイミングを考える。

今思うと、食事に集中しなさいと言いたくなります。

でも当時は本気でした。

餃子の味と緊張感が一緒になった、忘れられない食事です。

旅先の最初の食事は記憶に残る

旅先で最初に食べたものは、なぜか記憶に残ります。

その国に着いて初めて口にする料理。

空腹。

緊張。

街の空気。

誰と食べたか。

全部が重なって、普通の食事以上に印象に残ります。

この時のシンポウリマンドゥの餃子もそうでした。

とても高級な料理だったわけではありません。

特別なコース料理でもありません。

でも、自分にとっては大切な思い出です。

韓国に着いて、ソヒャンと会って、ホテルに荷物を置き、二人で最初に食べた料理。

それだけで意味があります。

恋愛の記憶は、食べ物と結びつきやすい気がします。

「あの時、何を食べたか」

意外と覚えています。

味だけでなく、相手の表情や、会話の雰囲気、その時の自分の緊張まで一緒に残るからです。

この餃子も、まさにそうでした。

おいしかった。

でも、それ以上に、ソヒャンと一緒に食べたことが大きかったです。

ナムサンタワーへ向かう

その後、夜景を見るためにタワーへ向かいました。

私はガイドブックの影響で「ソウルタワー」と思っていました。

でも、ソヒャンに聞くと、正しくはナムサンタワーとのこと。

現地の人に教わる旅情報は、やはりいいものです。

ガイドブックで知ったつもりになっていても、現地の人の言い方や感覚はまた違います。

こういう小さな違いも、旅の面白さです。

ナムサンタワーへ向かう頃には、もう夜の空気になっていました。

ソウルの夜景を見る。

好きな人と一緒に。

そして、そのタイミングで気持ちを伝える。

自分の中では、だんだん覚悟が固まってきていました。

もちろん、緊張はしていました。

むしろかなり緊張していました。

でも、ここで言わなければ、きっとまた言えない。

そんな気持ちがありました。

ケーブルカーで上へ向かう途中、私は彼女の今の恋人について聞きました。

なかなか踏み込んだ話です。

でも、聞かずにはいられませんでした。

彼女の状況を知ったうえで、自分の気持ちを伝えたかったのだと思います。

ケーブルカーの中で覚悟を決める

ケーブルカーで上へ向かう時間。

短い移動だったはずですが、自分にとってはかなり長く感じたと思います。

ソウルの街が少しずつ下に広がっていく。

夜景が近づいてくる。

隣にはソヒャンがいる。

そして自分は、今日言うべきことを心の中で何度も繰り返している。

完全にドラマのような状況です。

ただ、現実の本人はそんなにかっこよくありません。

たぶん緊張でかなり不自然だったと思います。

でも、気持ちは本気でした。

彼女には恋人がいる。

それでも、自分の気持ちは伝えたい。

そして、できるなら自分と付き合ってほしい。

そう思っていました。

言葉を選ぼうと思えば、もっと遠回しにも言えたはずです。

「ずっと好きだった」

「会えてうれしい」

「これからも特別な存在でいたい」

いろいろな言い方があります。

でも、自分が選んだ言葉は、かなり真っ直ぐでした。

別れて、私と付き合ってほしい。

今振り返ると、かなり強い言葉です。

相手の状況を考えれば、簡単に言えるものではありません。

でもあの時の自分は、本当にそう思っていました。

ソウルの夜景の前で告白した

ナムサンタワーで夜景を見ながら、私はソヒャンに気持ちを伝えました。

別れて、私と付き合ってほしい。

回りくどさはありません。

駆け引きもありません。

かなり直球です。

今思い出しても、少し恥ずかしくなります。

でも、その時の自分にとっては、精一杯の言葉でした。

ずっと言えなかった気持ち。

彼女に恋人ができてからの後悔。

韓国まで来た理由。

それらが全部その言葉に詰まっていました。

夜景の前で告白。

文字だけ見ると、かなりロマンチックです。

でも実際には、心臓が大変なことになっていたと思います。

景色を楽しむ余裕がどれくらいあったのか分かりません。

ソウルの夜景はきれいだったはずです。

でも、自分にとっては夜景そのものより、そこで何を言ったかの方が強く残っています。

旅先での告白は、逃げ場がありません。

言った後、すぐ日常に戻れるわけではありません。

その後も一緒に時間を過ごします。

だからこそ、かなり勇気がいりました。

でも、言ってよかったと思っています。

結果がどうであれ、あの時伝えなければ、きっとずっと後悔していたと思います。

返事はすぐにもらえなかった

ソヒャンは、すぐには返事をしませんでした。

それは当然だったと思います。

彼女にはすでに恋人がいました。

しかも、初めて付き合った相手だったようです。

別れたい気持ちがあったとしても、簡単に割り切れるものではありません。

相手を傷つけたくない。

でも自分の気持ちもある。

その間で揺れていたのだと思います。

優しい人ほど、簡単には決められません。

自分が誰かを選ぶということは、同時に誰かを傷つける可能性もあります。

当時の私は、自分の気持ちを伝えることで精一杯でした。

でも、彼女には彼女の事情がありました。

その場で答えを迫ることはできませんでした。

正直、すぐに答えがほしい気持ちはありました。

でも、それは自分の都合です。

彼女にとっては、そんな簡単に決められる話ではありません。

今振り返ると、あの時すぐ返事がなかったのは自然なことだったと思います。

むしろ、そこで軽く返事をしなかったことに、彼女の誠実さがあったのかもしれません。

相手の迷いも含めて受け止めるしかなかった

告白した側としては、返事がない時間は苦しいです。

期待もあります。

不安もあります。

もしかしたら、という気持ち。

やっぱり無理かもしれない、という気持ち。

その両方が行ったり来たりします。

でも、相手には相手のペースがあります。

こちらが韓国まで来たからといって、返事を急がせていいわけではありません。

自分の気持ちは本気でした。

でも、彼女の迷いも本物だったと思います。

恋愛は、片方の気持ちだけでは進みません。

当たり前のことですが、当時はその当たり前を身をもって感じていました。

彼女がすぐ返事をしなかったことで、少しもどかしい気持ちはありました。

でも、それでも一緒に夜景を見て、話して、時間を過ごせたことは大きかったです。

何も言えなかった自分からすると、ようやく一歩踏み出せたのです。

結果はまだ分からない。

でも、気持ちは伝えた。

その事実だけは残りました。

この日の夜景は、きれいな観光の思い出というより、自分が初めて大きく動いた恋愛の記憶として残っています。

カンナムでお酒を飲む

夜景を見た後、カンナムの飲み屋でお酒を飲みました。

告白後のお酒です。

これはなかなか独特です。

正直、味はあまり覚えていません。

緊張していたのか。

考えすぎていたのか。

返事が気になっていたのか。

たぶん全部です。

お酒を飲んでいるのに、頭の中はかなり忙しかったと思います。

ソヒャンと同じ時間を過ごせていることはうれしい。

でも返事はまだ分からない。

彼女は何を考えているのか。

自分は重すぎることを言ってしまったのか。

この後どうなるのか。

そんなことばかり考えていた気がします。

カンナムの夜はきっとにぎやかだったと思います。

店の雰囲気も、街の明かりも、人の声もあったはずです。

でも自分の記憶に強く残っているのは、店の細かい様子より、告白後の落ち着かなさです。

恋愛の大きな場面の後は、食事やお酒の味より、気持ちの揺れが残ります。

ただ、それでも彼女と一緒にいられることはうれしかったです。

答えが出ていなくても、同じ時間を過ごしている。

それだけで、少し救われるような気持ちもありました。

ホテルに戻って一人になった夜

その後、ホテルへ戻りました。

一人になってから、ようやく現実味が出てきました。

「俺、韓国まで来て告白したんだな」

そう思いました。

今なら少し笑えます。

でも当時は本気の本気でした。

韓国へ行くことを決めた時点で、自分の中ではかなり大きな決断でした。

そして実際に会い、ソウルの夜景の前で気持ちを伝えた。

自分としては、かなり大きな一日でした。

ホテルの部屋で一人になると、昼間から夜までの出来事が一気に押し寄せてきます。

空港で会った瞬間。

ホテルへ向かったこと。

ソウルの街を歩いたこと。

餃子を食べたこと。

ナムサンタワーへ行ったこと。

告白したこと。

カンナムでお酒を飲んだこと。

全部が一日の中に詰まっていました。

疲れていたはずです。

でも、すぐには眠れなかったかもしれません。

返事はまだ分かりません。

旅はまだ続きます。

でも、この1日目だけで、自分にとってはかなり濃い記憶になりました。

観光地をいくつも巡ったわけではありません。

それでも、忘れられない一日でした。

旅の思い出は景色より感情が残る

この日のことを振り返ると、旅の思い出は景色より感情が残るのだと感じます。

もちろん、ソウルの街も覚えています。

ナムサンタワーの夜景も覚えています。

シンポウリマンドゥの餃子も覚えています。

でも、それ以上に残っているのは、自分の感情です。

空港で会う前の緊張。

彼女が気づいてくれた時の安心感。

一緒に街を歩くうれしさ。

告白前の落ち着かなさ。

気持ちを伝えた瞬間の緊張。

返事を待つもどかしさ。

ホテルで一人になった時の現実感。

これらが、景色以上に強く残っています。

旅は、ただ場所を移動することではありません。

その場所で何を感じたか。

誰と一緒にいたか。

何を言えたか。

何を言えなかったか。

それが記憶になります。

この韓国旅行1日目は、まさに感情の旅でした。

観光の記録というより、恋愛の記録です。

だからこそ、今でもはっきり思い出せるのだと思います。

まとめ

2002年11月22日から始まった韓国2泊3日旅。

1日目は、観光よりも恋愛の記憶が濃く残る一日でした。

この旅の目的は、ネットで知り合った韓国人女性ソヒャンに会うことでした。

当時は今ほどSNSや翻訳機能が便利ではなく、海外の人とネットで知り合い、実際に会いに行くことには特別な感覚がありました。

ソヒャンとは、ネット上でやり取りを重ねるうちに惹かれていきました。

明るくて優しく、自分の考えもしっかり持っている人。

文章だけでも伝わる魅力がありました。

でも私は、なかなか好きだと言えませんでした。

距離があること、国が違うこと、自分が相手にされるのか分からないこと。

いろいろ考えてしまい、気持ちを伝えられないまま時間が過ぎました。

その後、彼女が別の日本人男性と付き合い始めたことを知り、かなりショックを受けました。

後から、彼女も私に少し気があったらしいと聞き、なおさらタイミングの大切さを感じました。

だからこそ、私は韓国へ会いに行くことを決めました。

空港で初めて会った時は、とても緊張しました。

ネットでは何度も話していたのに、実際に会うのは初めて。

でも彼女はすぐに私に気づいてくれて、その瞬間、一気に安心しました。

初対面なのに、初対面ではないような不思議な感覚がありました。

彼女が予約してくれていたDinastyホテルへ向かい、荷物を置いたあと、二人でソウルの街へ出ました。

好きな人と歩く韓国の街は、それだけで特別でした。

昼を食べていなかったので、シンポウリマンドゥで餃子を食べました。

韓国で初めて食べる餃子はおいしく、旅先で好きな人と向かい合って食べる食事は、より印象深いものになりました。

その後、夜景を見るためにナムサンタワーへ向かいました。

ケーブルカーで上へ向かう途中、私は彼女の今の恋人について聞き、覚悟を決めました。

そして夜景の前で、私は気持ちを伝えました。

別れて、私と付き合ってほしい。

今振り返ると、かなり真っ直ぐな言葉です。

でもその時の自分は、本気でした。

ずっと言えなかった気持ち、言わずに後悔したこと、韓国まで来た理由。

そのすべてを込めた言葉でした。

彼女はすぐには返事をしませんでした。

恋人がいて、初めて付き合った相手でもあり、別れたい気持ちがあったとしても簡単に決められることではなかったのだと思います。

私はその場で答えを迫ることはできませんでした。

夜景を見た後は、カンナムの飲み屋でお酒を飲みました。

告白後だったこともあり、正直お酒の味はあまり覚えていません。

それでも、彼女と同じ時間を過ごせたことはうれしかったです。

その後ホテルへ戻り、一人になってからようやく、

「韓国まで来て告白したんだな」

という現実味が出てきました。

この日の旅は、観光としては派手なものではなかったかもしれません。

でも、私にとっては忘れられない一日でした。

ネットで知り合った好きな女性に会うため韓国へ行き、ソウルの街を歩き、夜景の前で告白する。

返事は保留でしたが、行動しなければ何も始まらなかったのも事実です。

今振り返ると、不器用で真っ直ぐな一日だったと思います。

旅の思い出は、景色より感情の方が長く残るものです。

あの日のソウルの夜景も、餃子の味も、カンナムの夜も、全部その時の緊張と一緒に残っています。

そして今でも思います。

あの時、韓国まで行って気持ちを伝えた自分は、なかなか無茶だけど、少しだけ偉かったなと。

まあ、作戦名をつけるなら「夜景に全部賭ける作戦」です。

成功率は分からないけれど、当時の自分には、それしか思いつかなかったのだと思います。

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