日々の気づき・生活

山梨上野原ゆずとうがらし食べ歩き

2026年3月14日

山梨県上野原市へ食べ歩きに行ってきた

山梨県上野原市へ行ってきました。

目的は、かなりはっきりしています。

ゆずとうがらし。
酒まんじゅう。

この2つです。

観光名所をがっつり巡るとか、絶景を見に行くとか、そういう立派な旅ではありません。

どちらかというと、

「食べたいものがあるから行く」

という、かなり胃袋主導のお出かけです。

でも、こういう旅が結局いちばん楽しかったりするんですよね。

上野原市は、山梨県の東端にある市です。

山梨と聞くと、甲府や河口湖、富士山方面を思い浮かべる人も多いと思います。

でも上野原は、東京寄りの山梨。

都心からもそこまで遠くなく、ちょっとした日帰りのお出かけにちょうどいい場所です。

遠すぎない。
でも、ちゃんと日常から少し離れられる。

この距離感がいいんです。

40代になると、遠すぎる旅は出発前から少し疲れます。

昔は「せっかくなら遠くへ!」と思っていましたが、今は違います。

行ける。
食べられる。
帰れる。
翌日に響きすぎない。

この4つ、かなり大事です。

今回の上野原市は、その意味でちょうどいいお出かけでした。

派手さはありません。

でも、胃袋と心にはしっかり残る一日でした。

目的はゆずとうがらしと酒まんじゅう

今回の目的は、最初から決まっていました。

ゆずとうがらしを買うこと。
酒まんじゅうを食べること。

この2つです。

もう、実に分かりやすい。

観光パンフレットに載っているような名所を全部回るわけでもなく、映える写真を撮りに行くわけでもない。

「食べたい」
「買いたい」
「また味わいたい」

それだけです。

でも、こういう目的があると旅は楽です。

何をしに行くのかがはっきりしている。

寄り道しても、多少予定が変わっても、軸がぶれません。

今回は、昨年買ってハマってしまった「ゆずとうがらし」をもう一度手に入れたいという気持ちがありました。

しばらく切らしていたのですが、あれがない生活が地味に寂しい。

冷蔵庫を開けて、

「あ、もうないんだ」

と思うたびに、少しだけテンションが下がる。

大げさに聞こえるかもしれませんが、調味料って生活の中で意外と大事です。

お気に入りの調味料があると、いつもの食事がちょっと楽しくなる。

逆に切らすと、食卓が少し物足りなくなる。

自分にとって、上野原のゆずとうがらしはそんな存在になっていました。

ハマってしまった上野原産ゆずとうがらし

ゆずとうがらしは、昨年購入してから完全にハマりました。

100%上野原産とのことで、ゆずの風味がしっかり効いていて、本当に美味しいんです。

ただ辛いだけではありません。

ゆずの香りがふわっときて、そこに唐辛子の辛さが効く。

このバランスがいい。

生野菜につけても美味しいです。

きゅうりとか大根とか、シンプルな野菜にちょっとつけるだけで、急にちゃんとした一品になります。

こちらはただ切っただけなのに。

料理した感が出ます。

ありがたい。

40代の食卓には、こういう“ちょっと足すだけで満足度が上がるもの”が必要です。

毎日、手の込んだ料理なんて作れません。

疲れている日もあります。

仕事から帰ってきて、台所に立つ気力がほぼゼロの日もあります。

そんなときに、ゆずとうがらしがあると助かるんです。

野菜につける。
肉に少し添える。
豆腐にのせる。
鍋の薬味にする。
ご飯のお供にちょっと使う。

万能です。

地味だけど強い。

まるで生活の中の名脇役です。

主役ではないかもしれないけれど、いると食卓が締まる。

そんな存在。

しばらく切らしていて、

「そろそろ限界だな……」

と思っていました。

調味料に限界を感じる47歳。

なかなか味わい深い人生です。

でも本当に、また買いに行きたいと思うくらい気に入っていました。

まずは上野原名物の酒まんじゅう巡りへ

ゆずとうがらしを買う前に、まずは酒まんじゅう巡りです。

上野原といえば、酒まんじゅうも有名。

せっかく来たなら、これは食べておきたい。

今回は2店舗を回りました。

高嶋屋酒饅頭店。
永井酒饅頭店。

この時点でもう楽しい。

酒まんじゅうを求めて店を回る。

なんでしょう、この平和な響き。

ブランド品を買いに行くわけでもない。
高級レストランを予約しているわけでもない。
ただ酒まんじゅうを食べに行く。

こういうお出かけ、いいですね。

大人になると、休日の使い方が少し変わります。

若い頃は、もっと大きなイベントを求めていた気がします。

でも今は、こういう地味で美味しい時間がかなり満足度高い。

「ちょっと遠くまで酒まんじゅうを食べに行く」

それだけで、十分いい休日です。

しかも上野原の酒まんじゅうは、ただの甘いまんじゅうだけではありません。

魚まんやみそまん、チーズ系など、店によって種類も違います。

これがまた面白い。

同じ酒まんじゅうでも、店によって個性があるんですよね。

食べ比べの楽しさがあります。

高嶋屋酒饅頭店であんまんと魚まん

まず訪れたのは、高嶋屋酒饅頭店です。

種類は3つ。

あんまん。
魚まん。
みそまん。

今回は「あんまん」と「魚まん」を注文しました。

あんまんは分かります。

酒まんじゅうといえば、やっぱりあんこ。

安心感があります。

問題は魚まんです。

魚まん。

初めて聞くと、少し構えます。

まんじゅうに魚。

甘いのか、しょっぱいのか。

どんな顔をして食べればいいのか。

少し緊張します。

でも、こういう知らないものに出会えるのが食べ歩きの面白さです。

食べてみると、中身は焼鮭をほぐしたような感じでした。

この時期は鮭とのこと。

時期によって中身が変わるのかどうか、ちょっと気になるところです。

もし季節によって違うなら、それだけでまた来る理由になります。

こういう“次回の宿題”が生まれるのも旅の楽しいところです。

魚まんは、思っていた以上に自然でした。

まんじゅうの生地と魚の具。

一見すると不思議な組み合わせですが、食べてみるとちゃんと合う。

おやつというより、軽食に近い感じです。

そして個人的にかなり好みだったのが、生地の食感です。

ふんわりしているけれど、ただ柔らかいだけではない。

酒まんじゅうらしい風味もあって、食べていて楽しい。

あんまんももちろん美味しかったです。

でも、高嶋屋酒饅頭店では、魚まんの意外性と生地の食感が特に印象に残りました。

こういう一品に出会うと、

「来てよかったな」

と思います。

移動時間も、歩く手間も、全部ここで回収される感じです。

永井酒饅頭店は創業100年以上の老舗

続いて向かったのは、永井酒饅頭店です。

こちらは創業100年以上の老舗とのこと。

100年以上。

すごいです。

自分が生まれる前どころではありません。

親の世代よりもっと前から続いているということです。

そう考えると、まんじゅう一つにも歴史を感じます。

自分の人生なんて、まだ47年。

永井酒饅頭店の半分にも届いていません。

いや、比べる対象が違いますが。

お店に行くと、種類がかなり多い。

ざっと10種類ほどありました。

こういうとき、人は迷います。

せっかくだからいろいろ食べたい。

でも食べすぎると、このあとにも影響します。

胃袋にも限界があります。

若い頃なら、

「全部いけるだろう」

と思ったかもしれません。

でも今は、そんな無茶はできません。

胃袋も会社員です。

定時があります。

今回はシンプルに、あんまんとチーズを選びました。

相方は「あんチーズ」を狙っていましたが、すでに売り切れ。

しかも9時過ぎで売り切れ。

早い。

人気すごい。

9時過ぎといえば、こちらとしてはまだ朝の気分です。

それなのに、もう売り切れ。

人気店の朝は早い。

休日だからといってのんびりしていると、目当てのものを逃す世界です。

あんチーズ、気になります。

これは次回の宿題ですね。

酒まんじゅう食べ比べで感じた違い

永井酒饅頭店のあんまんとチーズも、相方とシェアして食べました。

あんまんは安定の美味しさ。

やっぱり酒まんじゅうとあんこは強いです。

生地の風味とあんこの甘さ。

安心感があります。

昔からあるものには、ちゃんと理由があるんだなと思います。

チーズも、想像通りの美味しさでした。

チーズ系のまんじゅうって、少し現代的な感じがします。

和の生地にチーズ。

これもまた合うんですよね。

ただ、個人的には食感は高嶋屋の方が好きかもしれません。

ここは好みです。

どちらが上という話ではなく、食べ比べると違いが分かるという感じです。

同じ上野原の酒まんじゅうでも、お店ごとに個性があります。

生地の感じ。
具の種類。
甘さ。
香り。
食べたときの印象。

こういう違いを楽しめるのが食べ歩きの良さです。

ひとつのお店だけでも美味しい。

でも、複数回るともっと面白い。

「あっちはこうだったね」
「こっちはこういう感じだね」
「次はあれも食べたいね」

そんな会話が生まれます。

食べ物って、ただお腹を満たすだけじゃないんですよね。

その場の会話も作ってくれる。

今回の酒まんじゅう巡りも、まさにそんな時間でした。

ふるさと長寿館でゆずとうがらしを確保

酒まんじゅうを楽しんだあとは、今回の本命へ向かいました。

ふるさと長寿館です。

ここには、上皇・上皇后両陛下も訪れたことがあるらしく、写真などが飾られていました。

その時点で、少し背筋が伸びます。

とはいえ、こちらの目的はゆずとうがらしです。

格式よりも調味料。

人間、欲に正直です。

そして売り場で本命のゆずとうがらしを探すと――

残り4本。

危なかった。

本当に危なかった。

あの瞬間、心の中で少しざわつきました。

「もし売り切れていたらどうなっていたんだ」

わざわざ上野原まで来て、本命がなかったらけっこう悲しい。

酒まんじゅうも食べているし、昼ごはんも楽しめるとはいえ、やっぱり今回の大きな目的はゆずとうがらしです。

残り4本。

迷う理由はありません。

とりあえず全部確保しました。

4本まとめ買い。

これでしばらく安心です。

調味料を買えてほっとする休日。

地味です。

でも、かなり満足感があります。

人間、欲しかったものが買えると素直にうれしい。

しかも残りわずかだったとなると、達成感まであります。

「勝った」

何に勝ったのかは分かりません。

でも、勝った気がしました。

せいだのたまじと酒まんじゅうも購入

ふるさと長寿館では、ゆずとうがらしだけでなく、酒まんじゅうと「せいだのたまじ」も購入しました。

せいだのたまじ。

名前がいいですよね。

初めて聞くと、

「何だろう」

と思います。

郷土料理の名前には、独特の響きがあります。

その土地に根づいている感じがして、なんだかいい。

せいだのたまじは、じゃがいもの煮っころがしです。

これがまた美味しい。

素朴です。

でも、こういう素朴なものが一番ご飯に合ったりします。

じゃがいもにしっかり味がしみていて、ほっとする味。

派手な料理ではありません。

でも、しみじみ美味しい。

こういう郷土料理に出会えると、その土地に来た意味を感じます。

観光地の名物もいいですが、地元で昔から食べられているような料理は、また違う魅力があります。

生活に根づいた美味しさ。

これがいいんです。

ふるさと長寿館で昼ごはん

そのまま、ふるさと長寿館で昼ごはんを食べることにしました。

相方は「おふくろ定食」。

どうやら前回もこれを食べたようです。

気に入っているものは、また食べたくなる。

分かります。

旅先でも、リピートしたくなる味ってありますよね。

おふくろ定食には、きびご飯とせいだのたまじが付いていました。

この組み合わせが、かなり良かったです。

きびご飯は、クセがなくて食べやすい。

もっと独特なのかと思っていましたが、自然に食べられました。

そして、せいだのたまじ。

じゃがいもの煮っころがしなのですが、ご飯が進むタイプです。

味がしっかりしていて、きびご飯とも合う。

素朴だけど満足感があります。

こういう定食を見ると、

「こういうのでいいんだよ」

と思います。

いや、違います。

「こういうのがいいんだよ」

ですね。

豪華な料理もいい。

でも、こういう郷土料理の定食もかなりいい。

胃袋だけでなく、心も落ち着く感じがあります。

とんかつカレーはサクサクで満足

私は、とんかつカレーを注文しました。

なぜ郷土料理の流れでとんかつカレーなのか。

自分でも少し思います。

でも、メニューで見たら食べたくなったんです。

仕方ありません。

胃袋の会議で可決されました。

とんかつはサクサク。

カレーは辛口にしましたが、そこまで辛くはありませんでした。

辛口と聞いて身構えていましたが、食べやすい辛さでした。

カレーって強いですね。

どこで食べても安心感があります。

しかもとんかつが乗ると、一気に満足度が上がります。

カロリー的には、たぶんそれなりです。

でも旅先なので、そこは考えないことにします。

旅先のカロリーは、少し軽くなるという独自ルールがあります。

もちろん実際には軽くなりません。

帰宅後に体重計が現実を教えてくれます。

でも、その場では気にしない。

食べ歩きの日に、カロリーを細かく考えすぎると楽しめません。

とんかつカレー、しっかり美味しかったです。

最後は桔梗信玄ソフトで甘く締める

食べ歩きの最後に訪れたのは、桔梗屋東治郎 菓々茶寮です。

注文したのは、桔梗信玄ソフト。

これがまた、すごかった。

濃厚ミルクソフト。
きな粉。
黒蜜。
信玄餅3粒。
きなこ菓子1本。

甘党にはたまらない構成です。

見た目からして強い。

これはもう、甘味のフル装備です。

食べる前から勝ちが決まっているような存在感があります。

実際、めちゃくちゃ美味しい。

ミルクソフトにきな粉と黒蜜。

そこに信玄餅。

合わないわけがありません。

信玄餅のもちもち感と、ソフトクリームの冷たさ、黒蜜の甘さ。

かなり満足度が高いです。

ただ、ひとつ問題がありました。

バランスが悪い。

お皿に置かれているので、ちょっと油断すると傾きます。

美味しいけど、安定感に不安があります。

人生みたいです。

甘くて楽しいのに、少し傾く。

油断すると崩れる。

桔梗信玄ソフトから人生を学ぶ47歳。

たぶん考えすぎです。

でも、その食べにくさも含めて楽しい。

旅先のスイーツは、少しくらい食べにくい方が思い出になるのかもしれません。

派手な観光地ではないけれど満足度は高い

今回の上野原市のお出かけは、派手な観光地を巡る旅ではありませんでした。

大きな絶景を見たわけでもない。
有名なテーマパークに行ったわけでもない。
豪華なホテルに泊まったわけでもない。

でも、満足度はかなり高かったです。

酒まんじゅうを食べる。
ゆずとうがらしを買う。
郷土料理を食べる。
桔梗信玄ソフトを食べる。

ほぼ食べています。

食べてばかりです。

でも、これがいい。

こういう「食べに行く旅」は、無理がなくて楽しいです。

歩いた距離はそこまででもありません。

でも、お腹と気持ちはしっかり満たされました。

観光というと、どうしても有名スポットを回らなきゃと思いがちです。

でも、自分たちの目的に合っていれば、それで十分です。

食べたいものがある。
買いたいものがある。
ちょっとした発見がある。

それだけで、いい一日になります。

上野原市は、そういうお出かけにぴったりでした。

またゆずとうがらしが切れた頃に来そう

今回、無事にゆずとうがらしを4本確保できました。

これでしばらく安心です。

しばらくは、野菜につけたり、料理のアクセントにしたり、食卓で活躍してくれると思います。

でも、たぶんまた切れます。

そして切れた頃に、また思うはずです。

「そろそろ上野原に行くか」

完全にゆずとうがらしに行動を支配されています。

でも、こういう再訪の理由があるのは楽しいです。

旅先にお気に入りのものがあると、その場所が少し身近になります。

一度きりの観光地ではなく、

「また買いに行きたい場所」

になる。

それはなかなかいいことです。

次に行くときは、永井酒饅頭店のあんチーズも狙いたいです。

9時過ぎで売り切れていたので、もう少し早く行く必要があるかもしれません。

休日なのに早起き。

酒まんじゅうのためならできるのか。

自分の本気度が試されます。

まとめ

山梨県上野原市へ、ゆずとうがらしと酒まんじゅうを求めて食べ歩きに行ってきました。

上野原市は山梨県の東端にあり、都心からもそこまで遠くない、日帰りのお出かけにちょうどいい場所です。

今回の目的は、昨年買ってハマった上野原産のゆずとうがらしを再び手に入れること。

そして、上野原名物の酒まんじゅうを楽しむことでした。

まずは高嶋屋酒饅頭店へ。

あんまんと魚まんを食べましたが、魚まんは焼鮭をほぐしたような具で、意外性がありつつ美味しかったです。

生地の食感もかなり好みでした。

続いて永井酒饅頭店へ。

創業100年以上の老舗で、種類も豊富。

あんまんとチーズを食べましたが、狙っていたあんチーズは9時過ぎですでに売り切れ。

人気のすごさを感じました。

その後は、ふるさと長寿館で本命のゆずとうがらしを確保。

残り4本という危ない状況でしたが、無事に全部購入できました。

さらに酒まんじゅうや、郷土料理のせいだのたまじも購入。

昼ごはんでは、相方がおふくろ定食、私はとんかつカレーをいただきました。

きびご飯とせいだのたまじの素朴な美味しさ、とんかつカレーの満足感。

どちらも良かったです。

最後は桔梗屋東治郎 菓々茶寮で、桔梗信玄ソフト。

濃厚ミルクソフト、きな粉、黒蜜、信玄餅、きなこ菓子という甘党にはたまらない組み合わせでした。

少しバランスが悪くて傾きそうになるところも含めて、楽しいスイーツでした。

派手な観光地を巡ったわけではありません。

でも、酒まんじゅう、ゆずとうがらし、郷土料理、スイーツと、しっかり満喫できた一日でした。

こういう「食べに行く旅」も、かなりいいですね。

歩いた距離はそこまででもないのに、満足度は高い。

胃袋はもちろん、気持ちまで満たされました。

またゆずとうがらしが切れた頃に、上野原市へ行く気がします。

たぶん行きます。

そのときは、あんチーズを逃さないように、もう少し早起きするかもしれません。

酒まんじゅうのために早起きする47歳。

悪くない休日です。

-日々の気づき・生活