旅ログ

三重旅day1|祖母に会い、うな勢へ

2026年7月11日

三重県へ向かうことになった

今日は、土日の連休を使って三重県へ向かいました。

目的は、母方の祖母に会うためです。

もしかしたら、会えるのがこれで最後になるかもしれない。そういう話が出ると、予定とか距離とか疲れとか、いろいろ考えることはあります。でも、行けるなら行っておきたいと思いました。

行かずにあとで気になり続けるより、今行けるなら行こう。

そういう気持ちでした。

今回は、母を連れて、弟と三人で車で行くことになりました。

相方は車酔いもありますし、妊活中ということもあって、今回はパスです。

この判断は、少し考えました。一緒に行けたら心強い気持ちもあります。でも、長時間の車移動は体にも気持ちにも負担があります。特に今は、無理して一緒に来てもらうより、家で過ごしてもらうほうがいい。

最近の我が家は、妊活や通院のこともあり、「無理をしない」という感覚が前より大きくなっています。

気持ちだけで突っ走ると、あとでしんどくなることがあります。自分ひとりなら多少無理をしてもいいか、と思ってしまうこともありますが、相方の体のことを考えると、そういうわけにもいきません。

だから今回は、母と弟と三人。

相方には申し訳なさもありつつ、でも今回はこの形がよかったのだと思います。

三重県へ行く。

祖母に会う。

言葉にすると短いですが、実際には長い移動と、少し重たい気持ちがある一日でした。

金曜日の仕事終わりから実家へ

まず、金曜日の仕事が終わってから実家に戻りました。

この時点で、すでに少し旅が始まっているような感じです。

普段は東京都多摩地区の古い賃貸アパートで相方と暮らしています。洗濯物や買い物や冷蔵庫の中身に振り回される、かなり生活感のある日々です。

そこから仕事終わりに実家へ戻ると、いつもの生活から少しだけ別の流れに入ります。

とはいえ、ゆっくり休むための帰省ではありません。

翌日はかなり早く出発する予定だったので、実家に戻ってから仮眠を取りました。

仮眠。

この言葉、聞こえはいいですが、実際には寝たような寝ていないような、なんとも中途半端な時間になることが多いです。しっかり寝ようとすると、出発時間が気になって落ち着かない。かといって起きているには時間が長い。

結局、体だけ横にして、頭のどこかで「もうすぐ起きないと」と思っている感じになります。

それでも、少しでも寝ておかないと持ちません。

深夜から明け方にかけての出発は、気合いだけではどうにもならない部分があります。特に車で長く移動するとなると、体力も集中力も必要です。

三人で行くとはいえ、出発前からすでに緊張感がありました。

祖母に会いに行くという目的もありますし、長距離の移動もあります。食べ歩き目的の気楽な旅行とは、少し違います。

もちろん、道中で食べることや買い物の楽しみもあります。

でも、今回の中心にあるのは、祖母に会うことでした。

かなり早い時間に起きて出発準備

仮眠してから、3時前に起きました。

3時前。

これはもう、朝というより夜の続きです。

体が「今は起きる時間ではありません」とかなり強めに主張してきます。布団も当然のように引き止めてきます。こういう時間に起きると、部屋の中も外も静かで、自分たちだけが妙に早く動いているような気分になります。

それでも起きます。

出発しないといけません。

3時10分あたりには出発できたのですが、途中で忘れ物が発覚しました。

いきなりです。

こういうとき、旅は出発直後からこちらを試してきます。

「よし、出たぞ」と思ったところで忘れ物。まだ本格的に進む前に、いったん帰宅です。

正直、少しがっくりきます。

早い時間に起きて、眠い中で支度して、さあ行くぞとなったところで戻る。あの引き返す時間のなんとも言えない感じ。まだ大きな遅れではないのに、心の中ではすでに予定が少し崩れた気分になります。

結局、出発は3時半を少し回ってからになりました。

少し遅れての出発。

長い道のりの中では小さな差かもしれません。でも、出発直後の遅れは少し大きく感じます。

とはいえ、忘れ物に気づかず遠くまで行ってしまうよりは、ずっとよかったです。途中で気づいていたら、もっと面倒なことになっていたかもしれません。

そう考えると、戻れたのはまだ救いです。

早朝の出発で、いきなり小さなドタバタ。

我が家の旅というか、私の旅らしい始まり方です。完璧な段取りでスムーズに出発、とはなかなかいきません。

中央道を走って三重方面へ

あらためて出発し、三重県へ向かいました。

中央道を走りながら、途中で休憩したのは、諏訪、那須、御在所の三か所です。

休憩といっても、ほとんどトイレぐらいでした。

諏訪ではブラックコーヒーを買ったぐらいです。

長距離移動のサービスエリアやパーキングエリアは、本来ならもっと楽しめる場所です。ご当地っぽいものを見たり、ちょっと何か食べたり、売店をのぞいたり。そういう楽しみ方もあります。

でも、今回はそういう余裕はあまりありませんでした。

目的地へ向かうことが優先です。

それに、時間も早いし、体もまだ完全に起きている感じではありません。眠気を抱えながら、必要最低限の休憩をして進む。そんな感じでした。

ブラックコーヒーを買ったのも、眠気対策の意味が大きかったと思います。

こういうときのブラックコーヒーは、味わうというより、気合いを入れるための道具に近いです。もちろん美味しく飲みますが、どちらかというと「頼む、効いてくれ」という気持ちのほうが強い。

早朝出発の車移動には、コーヒーがよく似合います。

いや、似合うというより必要です。

道中、何をたくさん話したかは細かく覚えていません。母と弟と三人で車に乗り、三重へ向かう。実家の空気をそのまま車に積んで移動しているような感じでした。

今回は楽しいだけの旅行ではありません。

祖母に会うという目的があるから、どこか気持ちが落ち着ききらない。移動中も、頭のどこかにそのことがあります。

それでも、車は進みます。

休憩して、また乗って、また走る。

トイレだけの休憩でも、外に出ると少し体が戻ります。長く座っていると、体が固まってきますからね。車移動は便利ですが、じわじわ疲れがたまります。

三重県は、地図で見るより体感では遠いです。

少なくとも、この日の自分には遠かったです。

御在所を出たあたりで叔父に電話

御在所を出たあたりで、叔父に電話しました。

このあたりまで来ると、目的地に近づいてきた感じがあります。長い移動の終わりが少し見えてくるような、でもまだ最後の一般道が残っているような、そんなタイミングです。

四日市ICを降りて、右側から一般道へ。

右折するとローソン、セブンが見えるので、セブンで待ち合わせすることになりました。

こういう具体的な目印があると助かります。

知らない土地での待ち合わせは、少し緊張します。住所だけ聞いてもピンとこないことがありますし、ナビがあっても、最後の合流場所で迷うこともあります。

でも、コンビニは分かりやすい。

ローソン、セブン。

日常の中で見慣れた看板が、知らない土地での安心材料になります。どこへ行ってもコンビニの看板を見ると、少しホッとするのは不思議です。

セブンで待っていると、半時間ほどで叔父がやってきました。

長距離を走ってきたあとに、現地の人が来てくれると安心します。

「ここまで来たんだな」という実感も出てきます。

まずは叔父の家に行くことになりました。

待ち合わせから叔父の家へ向かう流れの中で、やっと少し肩の力が抜けた気がします。長距離移動は、目的地に着くまでずっと緊張が続きます。特に今回は母も乗せていますし、忘れ物で出発がずれたこともあり、気持ちのどこかがずっと張っていました。

叔父に会って、先導してもらうような形になると、少し安心します。

知らない道で、自分たちだけで動くのとはやっぱり違います。

叔父の家でひと息

叔父の家に着いて、荷物を降ろしました。

車から荷物を降ろすと、それだけで少し到着した感じがします。

長距離移動のあと、ようやく腰を落ち着けられる時間です。移動中はずっと座っているのに、落ち着いているようで落ち着いていません。車の座席と家の椅子では、同じ座るでも全然違います。

叔父の家では、お茶をいただきました。

ホットコーヒーと和菓子。

この組み合わせが、長距離移動後の体にしみました。

和菓子は甘くて美味しかったです。

朝早くから動いて、ほとんど休憩もトイレぐらい。諏訪でブラックコーヒーを買ったくらいで、道中はそこまでゆっくり食べていませんでした。

そんな状態でいただくホットコーヒーと和菓子。

ありがたさが違います。

体が少しほどける感じがしました。

長距離移動のあとに甘いものを食べると、急に人間に戻る感じがあります。さっきまで運転や移動のことばかり考えていた頭が、少し落ち着く。

「ああ、着いたんだな」と思いました。

叔父の家での時間は、ほんのひと息でしたが、ありがたい時間でした。

荷物を降ろして、お茶を飲んで、甘いものを食べる。

それだけのことですが、移動の疲れが少し和らぎます。

このあと、伊勢昆布 四日市店へ行くことになりました。

伊勢昆布 四日市店へ

それから、伊勢昆布 四日市店へ行きました。

最初、私は「伊勢昆布」という昆布のブランド名なのかと思っていました。

でも、どうやらそうではないようです。

調べたら、三重県を中心に展開する老舗の海産物・乾物問屋、およびその店舗とのことでした。

こういう思い込み、けっこうあります。

名前だけ聞いて、「ああ、商品名かな」と勝手に解釈してしまう。でも実際に行ってみると、お店だったり、地域に根づいた場所だったりする。

旅先や親戚の案内で連れて行ってもらう場所は、自分だけではたぶん選ばないところも多いです。だから面白いです。

店内には、いろいろな海産物や乾物が売られていました。

煎餅や田舎あられなども並んでいて、見ているだけでも楽しかったです。

こういうお店は、スーパーとはまた違う雰囲気があります。商品が並んでいるだけなのに、なんとなく昔から続く食卓の気配があります。

昆布、乾物、海産物。

普段の生活では、そこまでじっくり見ることが少ないものも並んでいます。家で料理をきちんとする人なら、もっといろいろ活用できるのだと思います。

私はというと、見ながら「これをちゃんと使いこなせる人はすごいな」と思う側です。

料理への憧れだけはあります。

ただし実力が追いついていません。

でも、こういう場所に行くと、食卓の土台になるものの良さを少し感じます。派手な惣菜やすぐ食べられるものだけでなく、乾物や海産物のように、日々の料理を支えるものがある。

生活って、そういうものでできているんだなと思います。

煎餅や田舎あられを買った、という話ではなく、そういうものも売られていて、店内を見て回るだけでも面白かったという感じです。

そこで各々、気になったものを買い物しました。

何を買うかを見ているだけでも、その人の好みが少し出ます。母は何を見るのか。弟は何に反応するのか。自分は何を手に取るのか。

同じ店にいても、見ているものが少しずつ違います。

家族で買い物をする時間は、なんでもないようで少し面白いです。特別な会話をしなくても、商品を見ながらそれぞれ動いているだけで、その場の空気があります。

長距離移動のあと、叔父の家でひと息つき、伊勢昆布で買い物。

このあたりは、少し旅らしい時間でした。

ただ、この日は祖母に会いに来ているので、楽しいだけでは終わりません。

その前に、まずはお昼です。

お昼はさがみへ

買い物をしたあとは、お昼にしました。

向かったのは、さがみです。

私は、鍋焼きうどんにしらすいくら丼を注文しました。

これが、二千円近くで驚きました。

最近、外食すると本当に値段にびっくりすることがあります。

もちろん、食材も手間もかかっているのは分かります。分かりますが、メニューを見て、金額を見て、心の中で「おお……」となる瞬間があります。

鍋焼きうどんにしらすいくら丼。

名前だけ見るとかなり満足感があります。

でも、いくらは少ししか入っていませんでした。

ここは正直に書いておきます。

「いくら」と聞くと、つい期待してしまいます。あの赤い宝石みたいな存在が、丼の上でキラキラしている様子を勝手に思い浮かべてしまう。

でも実際には少し。

こういうとき、心の中の期待値が高かった分、少しだけ肩透かしがあります。

もちろん、全部がだめという話ではありません。食事としては食べましたし、鍋焼きうどんもありました。でも、二千円近くという金額を考えると、ちょっとびっくりしたのは本音です。

外食の価格を見るたびに、日々の食費のことを思い出します。

普段、相方と暮らしている中で、スーパーの価格や冷蔵庫の残りを気にしている身としては、外食の一回の金額がずしっと来ることがあります。

こういうところで、生活感がにじみます。

旅先の食事だから多少は仕方ない。
でも、やっぱり値段は気になる。
そして、いくらの量も気になる。

小さいことかもしれませんが、日記なのでちゃんと残しておきます。

ながもちを買いに本店へ

お昼を食べたあとは、ながもちが欲しかったので、本店へ行ってみました。

金城軒と笹井屋です。

三重に来たら、こういう地元のお菓子を買いたくなります。

観光というほどきっちり予定を立てているわけではありませんが、せっかく来たなら、その土地のものを持って帰りたい。食べ物は、旅の記憶を家に持ち帰れるのがいいところです。

ながもちが欲しくて本店へ行くというのも、いい流れです。

その土地で買うからこそ、少し特別感があります。

お菓子を買うだけなら、どこかで買えるものもあるかもしれません。でも、実際に店へ行くと、記憶に残ります。道の感じ、店の雰囲気、買ったときの会話。そういうものが、あとで食べるときにも少しついてきます。

笹井屋の近くには、チーズケーキも売られていました。

そこでチーズケーキを一個ずつ買っていただきました。(人数分買って、これはホテルで撮影したべたとき)

こういう予定外の買い物、好きです。

目的はながもちだったのに、近くにチーズケーキがあって、つい買う。旅先では、こういう小さな寄り道が楽しいです。

もちろん、買いすぎると荷物になります。

でも、一個ならいいか、となります。

この「一個ならいいか」は、なかなか便利な言葉です。気づけばいろいろな場面で発動します。お菓子、飲み物、ちょっとした土産。全部「一個ならいいか」で増えていく。

帰る頃には、それなりの荷物になっていたりします。

でも、今回のチーズケーキは買ってよかったと思います。旅先で見つけたものを少しだけ買う。そういう小さな楽しみも、移動の疲れを和らげてくれます。

祖母のところへ向かう

時間になったので、祖母のところへ向かいました。

ここからは、気持ちが少し変わります。

それまでの時間は、移動、叔父の家、伊勢昆布、昼食、ながもち、チーズケーキと、旅の流れがありました。買い物をしたり、食べたり、少し笑えることもありました。

でも、祖母に会いに行く時間が近づくと、やっぱり空気が変わります。

会えるのがこれで最後になるかもしれない。

その言葉が、頭の中にずっとありました。

会う前から、少し怖いような気持ちもありました。どんな状態なのか。自分のことを覚えているのか。会ったとき、自分はちゃんと話せるのか。

考えても仕方ないのですが、考えてしまいます。

親戚に会うとか、施設に行くとか、そういう言葉だけでは片づけられないものがあります。

祖母に会う。

ただそれだけのことなのに、気持ちはなかなか落ち着きません。

車で移動しながら、何を話せばいいのか、どんな顔をすればいいのか、自分でもよく分からなくなっていました。

久しぶりに会えるうれしさもある。
でも、変化を見る怖さもある。
会っておきたい気持ちもある。
でも、会ったあとに寂しくなる予感もある。

いろいろなものが混ざっていました。

祖母に会って感じたこと

祖母に会いました。

認知症が進んだ感じがしました。

私の名前で呼ばなくなっていました。

前に会ったときは、名前で呼んでくれた記憶があります。だからこそ、その変化が胸にきました。

自分をまったく知らないわけではないのかもしれません。見覚えはあるような、つながりはどこかに残っているような、でも名前が出てこない。そんな感じに見えました。

これがとても寂しかったです。

名前を呼ばれないというだけで、こんなに心に来るのかと思いました。

人の記憶は、目に見えません。だから、ふだんはあまり意識しません。でも、名前を呼んでもらえないことで、記憶の変化を急に感じます。

自分の中では、祖母は祖母のままです。

でも、祖母の中で自分がどう残っているのかは分かりません。

それがつらい。

写真も見せました。

以前の写真を見せましたが、やはり、何人か思い出せていないみたいでした。名前を伝えても、はっきり結びついていないような反応でした。

その様子を見て、胸の奥が静かに沈む感じがしました。

大声で泣くような場面ではありません。
劇的な言葉があったわけでもありません。
ただ、少しずつ変わっていく現実が目の前にある。

そのほうが、かえってずしっと来ます。

祖母の前では、できるだけ普通にしていたかったです。

でも、心の中ではやっぱり寂しかった。

ばあちゃん。

なんだか寂しいです。

施設の方々への感謝

遅くまで対応してくださった施設の方々には、本当に感謝です。

こちらは遠くから来て、会わせてもらう側です。会える時間や対応にもいろいろある中で、遅くまで対応していただけたのはありがたかったです。

こういう場面では、家族だけではどうにもならないことがあります。

施設の方々が日々見てくださっているから、遠くにいる自分たちは会いに行くことができます。普段の様子を全部見ているわけではない自分が、たまに会いに行って感じることはあります。

でも、日々関わってくださっている方々の大変さは、自分が想像する以上だと思います。

祖母に会って、寂しさを感じる一方で、こうして支えてくださる人たちがいることも強く感じました。

家族だけで抱えきれないことを、支えてもらっている。

そのありがたさは、ちゃんと覚えておきたいです。

祖母の様子を見て、気持ちは重くなりました。

でも、会いに行けてよかったです。

会わずに想像だけしているより、実際に会って、その変化を受け止めるほうがつらいけれど大事だったのだと思います。

名前を呼ばれなかったことは寂しいです。

写真を見せても、うまく思い出せていない様子も寂しかったです。

でも、会えた。

その事実は残ります。

この日の移動の疲れや買い物のことよりも、きっとこの場面は長く心に残ると思います。

夕食はうな勢へ

祖母のところを出たあと、5時半に予約されていたうな勢へ向かいました。

祖母に会ったあとの気持ちは、まだ少し重く残っていました。

でも、時間は進みます。夕食の予約もあります。人間、気持ちが沈んでいても、お腹は空きます。これが少し不思議でもあり、現実でもあります。

うな勢では、私は殿様丼にしました。

肝吸い付きです。

とても美味しかったです。

叔父と叔母には本当に感謝です。

叔父は二段丼、叔母はうな重丼、母は天ぷら定食だったと思います。私と弟は殿様丼でした。

殿様丼は三千九百円でびっくりしました。

名前もなかなか強いです。

殿様丼。

普段の我が家の食卓からすると、かなり立派な響きです。古い賃貸アパートで、冷蔵庫の残り物と相談しながら暮らしている身としては、三千九百円という金額に一瞬背筋が伸びます。

「これはちゃんと味わわないと」と思いました。

うなぎは、中がふわふわで、外がぱりぱりした感じでした。

ところどころ焦げ目もありました。関西風だからなのかな、と少し思いました。

香ばしさがあって、普通に美味しかったです。

この「普通に美味しかった」という言い方、少し雑に聞こえるかもしれませんが、自分の中ではかなり素直な感想です。変に飾るより、ちゃんと美味しかった。うなぎを食べて、ああ美味しいなと思えました。

ただ、お店はかなり混んでいました。

駐車場がめちゃくちゃ混んでいて、予約していたのに入れたのは5時半を少し過ぎたころでした。

店内も混んでいて、人気があるんだなと思いました。

うなぎ屋さんで混んでいると、待っている時間も少しそわそわします。駐車場の混み具合を見るだけで、「これは中も混んでいるな」と分かります。予約していても、すんなりいかないことはあります。

それでも、席について、うなぎが出てくると、やっぱり気持ちはそちらに向きます。

目の前に殿様丼。

強いです。

母はうなぎが食べられないので、天ぷら定食になりました。

こういうところも、家族で食事をしている感じが出ます。みんなが同じものを食べるわけではなく、それぞれ食べられるもの、食べたいものを選ぶ。

叔父と叔母は、帰りに「味が落ちたかも」と話していました。

以前から知っている人だからこその感想なのだと思います。私は今回食べて、普通に美味しいと思いました。そういう感想の差も、地元に詳しい人と外から来た自分との違いなのかもしれません。

それにしても、祖母に会ったあとにうなぎを食べるという流れは、なかなか濃い時間でした。

寂しさもある。
ありがたさもある。
うなぎは美味しい。
値段には驚く。

気持ちが忙しいです。

でも、こういう一日こそ、あとからよく覚えている気がします。

ホテルへ向かう前に激安スーパーへ

うな勢で夕食を終えたあと、荷物を積んで、ホテル近くのロビンソンという激安スーパーへ行きました。

そこで飲み物などを買ってからホテルへ向かいました。

祖母に会ったあとの気持ちも、うなぎを食べた満腹感もありましたが、現実の旅は続きます。

飲み物を買わないといけない。
ホテルへ向かわないといけない。
荷物もある。
明日のこともある。

こういうところが、旅の現実です。

気持ちは寂しくても、お腹は満たされても、喉は渇くし、寝る場所も必要です。人間は感情だけでは動けません。水分も必要です。

ロビンソンという激安スーパーでは、飲み物などを買いました。

激安スーパーという響きは、少し気持ちを現実に戻してくれます。

さっきまで祖母のことを考え、うな勢で殿様丼を食べていたのに、次の瞬間には「飲み物どうする?」となる。この切り替わりは冷たいようにも見えますが、実際の生活はそういうものなのだと思います。

感情だけで止まっていられない。

日々は続きます。

旅先でも、必要なものを買い、ホテルへ向かい、休む準備をする。

そうやって一日を終えていくしかありません。

ヒール・イン四日市へ

宿泊は、ヒール・イン四日市というホテルでした。

ホテルに着くと、遠征か何かの団体さんが泊まるようで、駐車場が占有されていました。

ただ、どちらにせよ車は叔父のところに預けるつもりだったので、そこは問題ありませんでした。

こういうとき、叔父がいてくれるのは本当に助かります。

知らない土地で駐車場のことや移動のことを考えるのは、地味に疲れます。長距離移動のあとで、祖母にも会って、うな勢にも寄って、気持ちも体もだいぶ使っています。そこから駐車場問題でバタバタすると、かなりしんどいです。

叔父がホテルまで見送りしてくれたので助かりました。

この日の叔父には、待ち合わせから案内、家でのお茶、移動、夕食、そしてホテルまで、いろいろお世話になりました。

叔父と叔母には、夕食のことも含めて感謝です。

ホテルの部屋は三人部屋でした。

三人部屋として作ってくれた感じで、一つのベッドだけ色違いでした。

こういう細かいところ、地味に覚えています。

ホテルの部屋に入ったとき、「ああ、今日ここで寝るのか」と思いました。長い移動のあと、ようやくその日の終点に着いた感じです。

部屋に入ると、体がどっと疲れを思い出します。

車の中では気を張っていて、祖母に会うときも気持ちが張っていて、夕食ではうなぎを味わい、ホテルに着いてようやく力が抜ける。すると、急に眠気や疲れが出てきます。

この日は本当に長い一日でした。

温泉に入って早めに寝る

この日は、温泉に行って、歯磨きして、早く寝ました。

みんな9時半ぐらいには寝たと思います。

9時半に寝るというと、かなり早い感じもしますが、この日は仕方ありません。

金曜日の仕事終わりから実家へ戻り、仮眠して、3時前に起きて、忘れ物で一度戻り、少し遅れて出発。そこから長い車移動をして、叔父と合流し、買い物や食事をして、祖母に会い、うな勢で夕食を食べ、ホテルへ。

これだけ動けば、そりゃ寝ます。

むしろ、よく9時半まで動いていたなと思います。

温泉に入ると、体の疲れが少し抜けました。

長時間車に乗っていると、座っているだけなのに疲れます。歩き回った疲れとは違う、体の奥に残るような疲れです。温泉に入って、ようやく体がほどけた感じがありました。

そのあと歯磨きをして、早めに寝る。

旅の夜としては、とても健全です。

飲みに出るわけでもなく、夜景を見に行くわけでもなく、部屋でだらだら語り続けるわけでもない。

寝る。

これが一番大事でした。

この日は、気持ちも体もかなり使いました。

祖母の様子を見た寂しさも残っていました。名前で呼ばれなかったこと、写真を見ても分からない人がいたこと。そういう場面が頭に残っています。

でも、疲れた体は眠りを求めます。

布団に入ったら、たぶんあまり長く起きていられなかったと思います。

長い一日でした。

三重旅の一日目を振り返って

三重旅の一日目は、とにかく濃い一日でした。

金曜日の仕事終わりから実家へ戻るところから始まり、仮眠して、かなり早い時間に起きて出発準備。忘れ物で一度戻り、出発が少し遅れました。

そこから中央道を走り、諏訪、那須、御在所で休憩。ほとんどトイレぐらいの休憩で、諏訪ではブラックコーヒーを買いました。

御在所を出たあたりで叔父に電話し、四日市ICを降りてからセブンで待ち合わせ。叔父と合流して、叔父の家でホットコーヒーと和菓子をいただきました。

それから伊勢昆布 四日市店へ行き、海産物や乾物を見ました。煎餅や田舎あられなども並んでいて、見ているだけでも楽しかったです。そこで各々、気になったものを買い物しました。

お昼はさがみで、鍋焼きうどんにしらすいくら丼。二千円近くで驚きつつ、いくらの量には少しだけ心の中で小さな声が出ました。

その後、ながもちが欲しくて金城軒と笹井屋へ。笹井屋近くでチーズケーキも一個買いました。

そして、時間になって祖母のところへ。

ここが、この日の中心でした。

祖母の認知症が進んだように感じました。私の名前で呼ばなくなっていて、前に会ったときは名前で呼んでくれた記憶があるだけに、かなり寂しかったです。

自分をまったく知らないわけではなさそうでも、名前が出てこない。写真を見せても、うまく思い出せていない様子がある。

その現実を見るのは、やっぱりつらいものがありました。

でも、会えてよかったです。

遅くまで対応してくださった施設の方々にも感謝です。

その後は、5時半に予約されていたうな勢へ。

私は弟と同じ殿様丼を食べました。肝吸い付きで、とても美味しかったです。三千九百円という値段にはびっくりしましたが、中はふわふわ、外はぱりぱりした感じで、焦げ目もところどころありました。

叔父は二段丼、叔母はうな重丼、母は天ぷら定食だったと思います。母はうなぎが食べられないので、天ぷら定食になりました。

叔父と叔母には感謝です。

帰りに叔父と叔母が「味が落ちたかも」と話していましたが、私は普通に美味しかったです。地元で何度も食べている人だからこその感想なのかもしれません。

その後は、ロビンソンで飲み物などを買い、ヒール・イン四日市へ。ホテルの部屋は三人部屋で、一つのベッドだけ色違い。そんな細かいところも、なんとなく記憶に残りました。

最後は温泉に入り、歯磨きをして、みんな早めに寝ました。

体も気持ちも疲れた一日でした。

でも、行けてよかった。

そう思います。

まとめ

土日の連休を使って、母と弟と三人で三重県へ向かいました。

目的は、母方の祖母に会うこと。会えるのがこれで最後になるかもしれないという気持ちもあり、車で向かうことにしました。相方は車酔いもあり、妊活中ということもあって今回は留守番です。

金曜日の仕事終わりに実家へ戻り、仮眠してから3時前に起床。3時10分あたりには一度出発しましたが、忘れ物が発覚していったん戻り、少し遅れての出発になりました。

中央道では、諏訪、那須、御在所で休憩。御在所を出たあたりで叔父に電話し、四日市ICを降りたあと、セブンで待ち合わせをしました。

叔父の家でホットコーヒーと和菓子をいただき、伊勢昆布 四日市店へ。海産物や乾物のほか、煎餅や田舎あられなども並んでいて、見ているだけでも楽しいお店でした。そこで各々、気になったものを買い物しました。

お昼はさがみで鍋焼きうどんとしらすいくら丼を食べました。値段に少し驚き、いくらの量にも少しだけ現実を見ました。

その後、ながもちを買いに金城軒と笹井屋へ行き、近くでチーズケーキも一個購入。

そして祖母のところへ向かいました。

祖母は認知症が進んだように感じ、私の名前で呼ばなくなっていました。前に会ったときは名前で呼んでくれた記憶があるので、胸に来るものがありました。写真を見せても、思い出せていない人がいるようで、名前を伝えてもはっきりしない様子でした。

寂しかったです。

それでも、会いに行けてよかったです。遅くまで対応してくださった施設の方々にも感謝しています。

終わった後は、予約していたうな勢へ。

私は弟と殿様丼を食べました。肝吸い付きで、とても美味しかったです。三千九百円という値段にはびっくりしましたが、中はふわふわ、外はぱりぱりした感じで、焦げ目もところどころありました。叔父と叔母には感謝です。

その後はホテル近くのロビンソンで飲み物などを買い、ヒール・イン四日市へ。叔父がホテルまで見送ってくれたので助かりました。

部屋は三人部屋で、一つのベッドだけ色違い。

最後は温泉に入って、歯磨きして、みんな9時半ぐらいには寝たと思います。

長い一日でした。

移動も多く、食べたものや買ったものもいろいろありました。でも、この日の中心に残っているのは、やっぱり祖母に会った時間です。

ばあちゃん、なんだか寂しい。

でも、行けてよかった。

そして、うなぎも美味しかった。

いろいろな気持ちが混ざったまま、三重旅の一日目は終わりました。

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