不妊治療の通院で上野へ行ってきた
相方の不妊治療の通院があり、上野へ行ってきました。
通院だけで終わると、どうしても気持ちが重くなります。
もちろん大事な用事です。
むしろ今回の一番の目的は通院です。
でも、それだけを目的にすると、行きも帰りも頭の中が不妊治療のことでいっぱいになってしまう。
結果はどうなんだろう。
次はどうなるんだろう。
お金はどれくらいかかるんだろう。
うまくいくんだろうか。
そういうことばかり考えてしまいます。
だから今回は、せっかく上野に行くなら、
「花見とカレーもセットにしよう」
ということになりました。
通院。
お花見。
カレー。
並べてみると、なかなか情報量の多い一日です。
人生って、こういうものかもしれません。
重い用事だけで一日が終わるわけでもないし、楽しいことだけで一日ができているわけでもない。
通院があって、少し不安があって、夫婦喧嘩もあって、そのあと桜を見て、信玄餅を食べて、最後はカレーを食べる。
感情が忙しい。
心の中が山手線みたいにぐるぐる回っています。
でも、そういう一日こそ、あとから振り返ると記憶に残るのかもしれません。
上野桜まつりの期間で人がすごかった
正直に言うと、自分は知りませんでした。
上野桜まつりの期間だったんですね。
上野に着いてみたら、人がすごい。
とにかく人。
人、人、人。
外国の方も多くて、かなりにぎわっていました。
上野公園周辺は、もともと人が多い場所です。
動物園もあるし、美術館もあるし、アメ横も近い。
観光客も多い。
でも桜の時期は、やっぱり空気が違います。
みんな桜を見に来ている。
写真を撮っている。
屋台を見ている。
歩いているだけで、春のイベント感があります。
肝心の桜はというと、多く見積もっても5分咲きくらいでした。

満開ではありません。
「うわー、満開だ!」
という感じではなかったです。
でも、ちゃんとお花見の雰囲気はありました。
桜って、不思議です。
満開じゃなくても、そこに少し咲いているだけで、人の気持ちを春にしてくれます。
木の下に人が集まり、写真を撮り、屋台の匂いがして、少し浮かれた空気になる。
それだけで、もうお花見なんですよね。
満開かどうかよりも、
「ああ、春なんだな」
と思えるかどうか。
この日の上野は、まさにそんな感じでした。
ただ、人は本当に多かったです。
人混みが苦手な人間には、なかなかの修行です。
桜を見に来たのか、人を見に来たのか分からなくなる瞬間があります。
屋台を見て回るだけで楽しい
上野桜まつりでは、屋台もかなり出ていました。
これがまた楽しい。
屋台って、見るだけでも楽しいんですよね。
食べるかどうかは別として、並んでいるものを見ているだけで気分が上がります。
青森はホタテ。
群馬はアユの串焼き。
北海道はじゃがバター。
各都道府県の名物っぽいものが並んでいて、
「これも気になる」
「あれも食べたい」
「でも全部は無理」
という状態になります。
この選べない感じも屋台の楽しさです。
胃袋が無限ならよかったのに。
いや、無限だったら財布が先に死にます。
現実には、胃袋にも財布にも限界があります。
しかもこの日は、あとでカレーを食べる予定もあります。
屋台で全力を出しすぎるわけにはいきません。
屋台を見ると、つい買いたくなります。
焼き物の匂い。
甘いものの誘惑。
揚げ物の存在感。
もう全部ずるい。
特に外で食べるものって、なぜか家で食べるよりおいしそうに見えます。
同じじゃがバターでも、家で食べるのと屋台で食べるのでは気分が違う。
あの湯気。
あの紙皿。
あのちょっと立ったまま食べる感じ。
全部込みでおいしい。
でも今回は、見るだけでもかなり楽しめました。
通院前の少し張り詰めた気持ちが、屋台のにぎわいで少しゆるんだ気がします。
外で桔梗信玄餅極を食べた理由
一通り屋台を見て回ったあと、2週間前の山梨旅行で買った「桔梗信玄餅 極」を食べることにしました。
普通なら家で食べてもよさそうなものです。
でも今回は外で食べました。
理由は、きなこが舞うからです。
これ、大事です。
信玄餅系のお菓子はおいしい。
本当においしい。
でも、きなこ問題があります。
家で食べると、気をつけていても舞う。
テーブルに舞う。
服に落ちる。
袋の中にも残る。
どこから来たのか分からないきなこが後で見つかる。
きなこは、静かに生活圏を広げてきます。
気づいたら床にいます。
忍者か。
なので、外で食べるという選択は正解だったと思います。
外なら、多少きなこが舞っても家の中が大惨事になることはありません。
もちろん、周りに迷惑をかけないように気をつける必要はあります。
でも家のテーブルで恐る恐る開けるよりは、精神的にかなり楽です。
桔梗信玄餅 極は、最中にお餅を入れるタイプで、なかなか面白かったです。
普通の信玄餅とは違う楽しさがあります。
ただ、正直に言うと、自分は普通の信玄餅で十分かなとも思いました。
おいしいです。
おいしいんです。
でも、最終的にはいつもの信玄餅の方が落ち着く。
人間、変化を楽しみつつも、定番に戻っていくところがあります。
人生も信玄餅も、結局は慣れた味が強いのかもしれません。
通院前の時間は少し落ち着かない
花見をして、屋台を見て、信玄餅を食べて。
それでも、頭のどこかには通院のことがありました。
この日は、相方の不妊治療の通院。
今回は採卵後の検査です。
こういう日は、どうしても落ち着きません。
楽しいことをしていても、完全には気が抜けない。
時間が近づくと、
「そろそろ行かないと」
となります。
病院やクリニックへ向かう時間って、独特の重さがあります。
何か悪いことをしているわけではない。
必要なことをしに行くだけ。
でも、結果が分かるかもしれないと思うと、気持ちが少し固くなります。
不妊治療は、毎回何かしらの結果や判断があります。
検査結果。
治療方針。
次の通院。
薬。
費用。
体調。
ひとつひとつは必要なことですが、積み重なるとけっこう重いです。
しかも、自分たちの努力だけではどうにもならない部分もあります。
ここが難しい。
頑張れば必ず結果が出る、というものではありません。
でも、頑張らないと前に進めない。
この感じが、なかなかしんどいんですよね。
採卵後の検査は20分ほどで終了
時間になったので、クリニックへ向かいました。
今回は採卵後の検査。
検査自体は20分ほどで終了しました。
思っていたよりは短かったです。
でも、そこで聞く内容はやっぱり重みがあります。
結果としては、卵は複数採れたとのこと。
現時点では、卵が10個ほど確保できたそうです。
これは、まず一歩前に進んだ感じがありました。
もちろん、ここからどうなるかはまだ分かりません。
採れたから終わりではありません。
そこから受精、培養、その後の経過と、まだ先があります。
でも、少なくとも一歩進んだ。
それは確かです。
そして、精子の状態についても話がありました。
ここで問題になったのが、自分の方です。
精子の運動率が4%。
正直、かなり低い数字でした。
前に凍結したときは20%台だったので、それよりもさらに悪い結果。
数字を聞いたとき、やっぱり少し落ち込みました。
自分のこととして、かなり現実を突きつけられた感じがあります。
不妊治療は、夫婦の問題です。
でも、こうして自分側の数値がはっきり出ると、やっぱり重い。
「自分のせいなのか」
という気持ちも出てきます。
そこを単純に責めても仕方ない。
分かってはいます。
でも、感情はそんなにきれいには整理できません。
顕微授精へ切り替えになった
先生の判断で、顕微授精へ切り替えになりました。
この辺りは、やっぱり簡単ではありません。
治療として必要な判断なのだと思います。
でも、気持ちとしては少し重いです。
自然にうまくいくわけではない。
通常の方法でも難しいかもしれない。
だから顕微授精へ。
そう受け止めると、現実感が一気に増します。
不妊治療をしていると、知らなかった言葉や方法に触れることが増えます。
最初はどこか他人事だったものが、自分たちの生活の中に入ってくる。
採卵。
受精。
培養。
凍結。
移植。
顕微授精。
言葉だけを見ると医療の話です。
でも、その一つひとつが、自分たちの将来や感情に直結しています。
だから簡単には流せません。
今回、卵が10個ほど確保できたというのは前向きな材料です。
でも、自分の精子の運動率が4%という結果も同時にありました。
前に進んでいる感覚と、落ち込む感覚。
両方がある。
不妊治療って、本当にこういうものなのかもしれません。
一喜一憂してはいけないと思っても、します。
人間なので。
朝の喧嘩と反省
実は、この件もあって、朝から喧嘩してしまっていました。
今思えば、完全に余裕がなかったと思います。
反省です。
こういう大事な日に限って、うまくいかないことがあります。
本当は冷静でいたい。
相方を支えたい。
落ち着いて話したい。
そう思っているはずなのに、余裕がなくなると、言い方がきつくなったり、変なところでぶつかったりする。
あとから考えると、
「なんであそこであんな言い方をしたんだろう」
と思います。
その場では、自分なりの理由があるつもりなんです。
不安だった。
焦っていた。
気持ちに余裕がなかった。
結果が怖かった。
でも、それは相手にぶつけていい理由にはなりません。
特に不妊治療は、相方の身体的な負担が大きいです。
通院も検査も治療も、相方にかかる部分が多い。
そこを考えたら、自分が余裕をなくして喧嘩している場合ではない。
本当にそう思います。
でも、現実にはできないこともある。
だからこそ、あとからでも反省して、次に同じことを少しでも減らしたい。
完璧には無理かもしれません。
でも、少しずつ変えていかないといけない。
夫婦生活も、不妊治療も、勢いだけでは続きません。
言葉の使い方ひとつで、空気は変わります。
この日は、それをまた痛感しました。
とりあえず一歩前へ進んだ
現時点では、卵が10個ほど確保できたとのこと。
ここからどうなるかはまだ分かりません。
受精がうまくいくのか。
培養がどう進むのか。
次の通院でどんな話になるのか。
まだまだ分からないことだらけです。
でも、とりあえず一歩は進んだ。
そんな感覚はあります。
不妊治療は、先が見えにくいです。
努力しても、結果が約束されているわけではない。
お金もかかる。
気持ちも揺れる。
夫婦関係にも影響する。
それでも、何もしないよりは前に進んでいる。
そう思いたいです。
次回の通院で、続報を待つのみ。
待つ時間というのも、なかなかしんどいものです。
すぐに結果が分かればいいのに、医療には待つ時間があります。
そしてその待つ時間に、いろいろ考えてしまう。
良い結果だったらいいな。
悪かったらどうしよう。
次はどうなるんだろう。
考えても仕方ないことを考えてしまいます。
でも、ここはもう待つしかありません。
こういうときこそ、日常をちゃんと回すことが大事なのかもしれません。
ご飯を食べる。
寝る。
仕事をする。
相方と話す。
ブログを書く。
そうやって、次の結果を待つ。
簡単ではありません。
でも、できることはそれくらいです。
検査後は気持ちを切り替えてデリー上野店へ
検査後は、気持ちを切り替えてご飯へ。
向かったのは、デリー上野店です。

ここは、2人ともお気に入りのお店です。
上野に行くと、
「デリー行きたいね」
となるお店。
こういうお気に入りがあるのはいいですね。
通院のあとに、好きなお店で食事をする。
それだけで少し救われる気がします。
不妊治療の結果や今後のことを考えると、気持ちはどうしても重くなります。
でも、そのまま帰るより、少し美味しいものを食べて帰る方がいい。
もちろん、カレーで全部が解決するわけではありません。
精子の運動率がカレーで急に上がるわけでもありません。
そんな魔法のカレーがあったら、たぶん全国から人が来ます。
でも、美味しいものを食べると、少しだけ気持ちは戻ります。
「まあ、またやっていくか」
と思える。
人間は、意外と胃袋から立て直せることがあります。
この日はまさにそんな感じでした。
初めてスペシャルカレーセットを注文
今回は初めて、スペシャルカレーセットを注文しました。
1つを2人でシェア。
さらに、
・インドカレー
・デリーカレー
という組み合わせにしました。
相方はデリーカレー。
私はインドカレー。

こういうシェアは楽しいです。
一人でひとつ頼むのもいいですが、2人で分けると少しずついろいろ味わえます。
夫婦での外食は、この「分けられる楽しさ」がありますね。
もちろん、分け方を間違えると揉める可能性もあります。
チキンの大きさとか。
ナンやライスの配分とか。
最後の一口とか。
人間は食べ物の前ではわりと本性が出ます。
今回は平和にシェアできました。
たぶん。
スペシャルカレーセットには、ラッシーやサラダ、チキンもありました。
ラッシーは甘めでした。
個人的には、1回で満足かなという感じ。
美味しいけれど、甘さがしっかりあります。
サラダは普通に美味しい。
チキンも柔らかくて良かったです。
でも、やっぱり主役はカレーです。
やっぱりデリーのカレーは別格だった
そして何より、カレーがうまい。
やっぱりデリー上野店は別格だと思います。
自分の中では、間違いなくベスト3に入るカレーです。
カレーって、いろいろなタイプがあります。
家庭のカレー。
欧風カレー。
インドカレー。
スパイスカレー。
レトルトカレー。
学食のカレー。
サービスエリアのカレー。
それぞれ良さがあります。
でもデリーのカレーは、自分の中でちょっと特別です。
辛さもあり、香りもあり、深さもある。
食べると、
「ああ、これだ」
と思います。
この日は、朝から喧嘩もあり、通院もあり、結果に少し落ち込みもありました。
でも、カレーを食べている間は、少しだけ気持ちが軽くなりました。
もちろん、問題が消えるわけではありません。
明日になれば、また現実は続きます。
次の通院もあります。
結果待ちもあります。
でも、美味しいカレーを食べて、
「うまいね」
と言える時間がある。
それは、かなり大事なことだと思います。
不妊治療中だからといって、生活の全部が治療だけになるわけではありません。
喧嘩をしても、ご飯は食べます。
不安があっても、カレーはうまい。
これが生活なんだと思います。
一緒にご飯を食べられることのありがたさ
この日は、朝から喧嘩をしました。
通院では、自分の精子の運動率が低いという現実もありました。
顕微授精へ切り替えという判断もありました。
正直、軽い一日ではありません。
でも、そのあとに2人でデリーのカレーを食べました。
それが少し救いでした。
夫婦生活って、派手な仲直りばかりではありません。
映画みたいに、感動的な言葉で一気に解決することなんて、そうそうありません。
実際には、気まずさが少し残ったままご飯を食べたりします。
でも、そのご飯の時間で少し空気が戻ることがあります。
同じものを食べる。
「これ美味しいね」と言う。
少し表情がゆるむ。
それだけで、完全ではなくても、少しだけ日常に戻れる。
この日のデリーカレーは、そういう意味でもありがたい食事でした。
治療の結果がどうなるかは分かりません。
夫婦喧嘩もまたあると思います。
生活は相変わらず現実的です。
でも、一緒にご飯を食べられる時間があるなら、まだ大丈夫なのかもしれない。
そんなふうにも思いました。
お花見、通院、喧嘩、カレーの一日
振り返ると、本当にいろいろ詰まった一日でした。
上野桜まつり。
5分咲きくらいの桜。
すごい人混み。
屋台。
外で食べた桔梗信玄餅 極。
不妊治療の通院。
採卵後の検査。
卵10個ほど確保。
精子の運動率4%。
顕微授精への切り替え。
朝の喧嘩。
反省。
デリー上野店のカレー。
こうして並べると、感情の振れ幅がすごいです。
春のにぎわいと、医療の現実。
桜と精子の運動率。
屋台と顕微授精。
信玄餅と夫婦喧嘩。
デリーカレーと反省。
すごい組み合わせです。
でも、人生の一日はだいたいこんなふうに混ざっているのかもしれません。
きれいなことだけではない。
つらいことだけでもない。
楽しいことと重いことが、同じ日に普通に起きる。
そしてその中で、食べたり、歩いたり、話したり、反省したりしながら進んでいく。
この日も、まさにそんな一日でした。
まとめ
相方の不妊治療の通院があり、上野へ行ってきました。
せっかくなので、お花見とカレーもセットにして出かけることにしました。
正直、自分は知らなかったのですが、上野桜まつりの期間だったようで、上野はかなりの人出。
外国の方も多く、とてもにぎわっていました。
桜は多く見積もっても5分咲きくらいでしたが、それでもお花見の雰囲気はしっかりありました。
屋台もたくさん出ていて、青森のホタテ、群馬のアユの串焼き、北海道のじゃがバターなど、見て回るだけでも楽しかったです。
その後、2週間前の山梨旅行で買った桔梗信玄餅 極を外で食べました。
最中にお餅を入れるタイプで面白かったですが、個人的には普通の信玄餅で十分かなという感想です。
外で食べた理由は、きなこが舞うから。
家で食べると大惨事になるやつです。
時間になり、クリニックへ。
今回は採卵後の検査で、20分ほどで終了しました。
結果として、卵は10個ほど確保できたとのこと。
ただ、自分の精子の運動率が4%とかなり低く、前回凍結したときの20%台よりも悪い結果でした。
先生の判断で、顕微授精へ切り替えになりました。
このあたりは、やっぱり簡単ではありません。
実はこの件もあって、朝から喧嘩してしまっていました。
今思えば、完全に余裕がなかったです。
反省です。
こういうときこそ冷静に、相方を支える側でいたいのですが、なかなか難しい。
でも、だからこそ少しずつ変えていかなければいけないのだと思います。
検査後は、気持ちを切り替えてデリー上野店へ。
今回は初めてスペシャルカレーセットを注文し、2人でシェアしました。
相方はデリーカレー、私はインドカレー。
ラッシーは甘めで、個人的には1回で満足かなという感じでしたが、サラダもチキンも美味しく、何よりカレーが本当にうまい。
やっぱりデリーのカレーは別格です。
自分の中では、間違いなくベスト3に入るカレーです。
お花見、通院、喧嘩、そしてカレー。
なんだかいろいろ詰まった一日でした。
うまくいかないこともあります。
感情的になることもあります。
自分の結果に落ち込むこともあります。
でも、そのあとにこうして一緒にご飯を食べている。
それだけで、少し救われる気もしました。
また明日から、ぼちぼちやっていこうと思います。
焦らず。
腐らず。
できれば喧嘩は少なめに。
そして、デリーのカレーはまた食べたいです。
不妊治療は簡単じゃない。
夫婦生活も簡単じゃない。
でも、うまいカレーがある日は、少しだけ前を向ける。
そんな一日でした。